ハバスパイまでの道のりは、
まさしく秘境探訪をおもわせるスリリングな旅です。
ヘリコプターで、グランドキャニオンの絶壁に沿って急降下していきます。
スリル満天。
一木一草ない荒涼としたグランドキャニオンの大地を急降下していくと、
忽然と馬が放牧されている村が現れてきました。
なんだか、スティーブンスピルバーグの
ジュラシックパークのシーンのようです。
このヘリコプター以外には、
自分の足でヒルトップから下山するしか方法がありません。
グランドキャニオンには、まだまだ、
発見されていない秘境があるかもしれませんね。
グランドキャニオンのほぼ垂直な絶壁に沿って
急降下している状況です。
かなりスリルを体験できる瞬間です。
ようやく馬や家畜が飼育されている集落が見えてきました。
本当にこんな場所に、人が住んでいるのだという
驚きがあると同時に、このような環境で、生活している
ネイティブアメリカンの生命力に敬意を表します。
:このハバスパイの集落から滝までは、
徒歩で行くか、馬で行くか選択できます。
馬で行く場合は、事前に予約する必要があります。
このハバスの人々は、これらの観光資源が、
彼らの経済に貢献しているというものの
サービスとかホスピタリティーという感覚がないので、
『これが貴方の馬です。さあ!乗ってください。』
という感じなので、
乗馬が初体験の方は、不安になるはずです。
馬も性格がおとなしい馬ですが、
あくまでもハバスパイの人々の家畜であって、
特にこの乗馬のためにトレーニングされている馬ではないので、
自由に歩き回ったり道端の草を食べだしたりと、
リードしてくれる先導者がいなければ、
目的地に到達できそうもありません。
さすがに、リーダーが誘導してくれますが、
乗馬経験が全くない方にはお薦めできません。。。。
徒歩で行く場合は、このような自然にできたハイキングコースを
自分のペースで移動します。
グランドキャニオンの地層から湧き出した水が豊富にあり
川を形成し、断層部分で滝になっています。
コットンウッドやデザートウイローなどの大木が
生い茂って強い日差しを和らげてくれます。
ハイキングトレイルの横に小川が流れています。
その透明度に驚きました。
あまりにも透明で不純物がありません。
川の中に生息する藻類、や水生植物の様子が
手に取るように観察できます。
コットンウッドの林を抜けると、
今度は、グランドキャニオンの赤い絶壁が両側に構えています。
威圧感のあるハイキングコースです。
ハバスの滝までのコースは、なだらかなくだり坂がつづき、
非常に優しいトレイルです。
最終目的地のムーニーの滝までの所要時間は、約1時間です。
第一の滝、ナバホの滝。
ここまでの所要時間約30分。
ムーニーの滝までの中間地点です。
この滝の麓までは、険しく、滝つぼには容易に近づけません。
写真撮影だけで、次なる、ハバスの滝まで移動します。
注意
ここでご紹介しているのは、一般のグランドキャニオン観光地として
知られているサウスリムから、200キロ以上離れた場所となり、
サウスリム、ノースリムをヘリコプターで降りることは出来ません。
(上空飛行が禁じられている為)
このエリアは、ハバスパイ居留区と呼ばれる、
アメリカ先住民族の区域となり
国立公園のグランドキャニオンと隣接しているものの
アメリカ政府の管轄エリア外となります。
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グランドサークル、とは、北海道の2倍以上の面積を持つエリアの総称になり、その辺りを訪れるツアーには、どれも「グランドサークル」というタイトルがついています。弊社の取り扱いだけでも長短複数あり、内容もそれぞれ異なります。
当ブログでは、グランドサークルの中にある様々な大自然をご紹介する事を目的としており、1つのツアーの内容に絞って紹介しているわけではございません。その為、どのツアーでも行かないエリア等の紹介も多数ございます。
ただ、全体的な知識があると、1箇所を訪れた際、より深く楽しむことが出来ます。そのため、当ブログは、ツアー内容のご参考ではなく、知識や歴史としての参考にして頂ければ幸いです。