【第2日目】
デザートビューポイントからの景観は、
数あるグランドキャニオンの美しい景観の中でも
私の好きな景観のひとつです。
その理由は、このピントから見える西側と東側、
そして、北側の景観がそれぞれ特徴的で
それぞれにユニークだからです。
ちょうどこのデザートビューポイントの位置で、
北側から流れてきたコロラド川が、
大きく西側に蛇行していきます。
東側には、広大で、荒涼とした大地が、
地平線までつながっています。
また、このポイントには、ワッチタワーと呼ばれる監視塔が、
このポイントのランドマークになっています。
このワッチタワーの内部には、
ネイティブアメリカンの民芸品が展示され、
ギフトショップとしても販売されています。
ワッチタワーに小さな窓が備え付けられており、
この窓から見える景観が、グランドキャニオンを絵画のように
切り取っているのです。
趣のある景観を楽しむことが出来ます。
それぞれの景観を、ご紹介いたします。
デザートビューポイントの西側に広がる景観です。
この景観の先には、今までに紹介したマーサーポイントや
ブライトエンジェルポイントにつながっていくのです。
グランドキャニオンの始まりのような位置です。
実際には、この東側、リーズfゲリーの場所まで、
グランドキャニオンが続いているのですが、
観光バスで、移動できる場所としては、
このデザートビューが最東端になります。
デザートビューの北側に広がる景観。
正面にコロラド川の流れを見ることが出来ます。
北側から流れてきたコロラド川が、
西側に進路を変えてすすんでいくさまが、
目の前で展開されます。
デザートビューの東側に広がる景観。
この景色は、他のポイントでは、見ることが出来ません。
グランドキャニオンの最上部、カイバブ大地が、
延々と地平線まで続いています。
すり鉢上の丘、以外は、平坦な大地です。
あまりに遠いので、地平線のところが、ぼやけています。
地平線の位置まで、ゆったりと100km以上は、あるでしょう。
ギフトショップの窓際に飾られた民芸品の数々。
ネイティブアメリカンの歴史と文化を共有できます。
実際にこの場所に立って、
この窓越しにグランドキャニオンを見ると、
人間の遠近感が誤作動して
これらの景色が、コンピューターグラフィックのように
見える時があります。
窓の外に見えている景色は、
はるか20kmくらいも離れているのです。
窓脇の形に添って、グランドキャニオンという絵画が
惜しげもなく飾られています。
なんとも贅沢な空間なのでしょうか!
デザートビューポイントをあとにして、モニュメントバレーに向かいます。
BY:JIMMY