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現在、グランドキャニオンウエストリム内では

一般車両が進入できない為

シャトルバスで移動しなくてはいけません。

空路や陸路のいずれかのツアーで行く人はもちろん

自分で車を運転していく人も、皆同じシャトルを使います。

今回は、シャトルバスの運行から、

各ポイントの説明までウエストリムをご紹介します。

【ウエストリム】
グランドキャニオンウエストリムは、

一般的に認知されている国立公園のある

サウスリムとは違う場所にあります。

サウスリム内にもウエストリムと呼ばれる場所がありますので、

勘違いしてしまう方もいらっしゃいますが、
一般的にウエストリムと呼ばれる場所は、

渓谷に渡したU字の橋で有名なスカイウォークのある場所ですので、

間違えないようにご注意ください。

ちなみに、ここウエストリムはワラパイ族の居留地なので、

ウエストリムで働く人の殆どがのワラパイ族の人です。

【ウエストリム・エアポートターミナル】

ウエストリムの入り口です。

公園内を走るバスのチケットや、ヘリコプターツアー、

グランドキャニオンの下を流れるコロラド川くだりツアーなど、
さまざまなものを販売しています。

入り口を入ってすぐがお土産を販売しているエリア、
ドアを抜けて次が航空会社やツアー会社などの

カウンターが設けられているエリア
その次は椅子やテーブルを置いているカフェエリアと
３つのエリアから成り立っています。

ここのお土産のコーナーはとっても充実しています。

可愛いロゴTシャツやマグカップなどはもちろん、

砂漠の地に生える野草の種や、
ワラパイ族が儀式で使う乾燥ハーブなど、

いろんなものがたくさん売られています。

但し、ここで販売している野草の種は

日本へはお持ち帰りできませんので、ご注意くださいね

【シャトルバス】
このエリアは一般車両が進入できない為に、

全員がシャトルバスを利用することになります。

自家用車で来た人はエアポートターミナルの手前に

駐車場がありますので、そこに車を置いて
シャトルバスのチケットを購入します。

ツアーの人は、通常ツアーの料金に組み込まれていますので、
ガイドさんからチケットを受け取ってください。

シャトルバスは２つのルートを回るバスがあります。

１つ目は空港-イーグルポイント-グアノポイント-空港を

巡回する"シャトルバス"

もう１つは牧場へいく"RANCH(牧場）バス"

どちらも特に時刻表などはなく、常時バスがぐるぐると回っています。

殆どの場合、常にバスが１台ポイントに止まっているような状況なので、
バス停を探してさまよう危険はありませんので、ご安心ください。

各ポイントで全員がおりますので、

“どこで降りたらいいの？”という心配もありません。

乗って、降りて…を繰り返せば、

簡単に順序良くポイントを見て回ることが出来ます。

ウエストリムの地図は最初のエアポートターミナルの

シャトルバスのチケット売り場においていますので、
忘れずにもらっておきましょう。

出発した後は地図などの看板はありません。

地図がなくても乗って、降りて…を繰り返せば、

全部のポイントを見ることは出来るんですけどね。

【イーグルポイント】

このポイントの名前の由来は鷲が

羽を広げている姿をした渓谷があるところから来ています。

シャトルバスの中でも、その姿が良く見える場所で

ドライバーが説明してくれますので、注意して右側を見ていてください。

このポイントでは、さまざまなアトラクションが用意されています。

まずはウエストリムの１番の人気スポットであるスカイウォーク体験。

グランドキャニオンの渓谷にガラス張りのU字の橋がかけられ、

まるで空中散歩でもしているかのような体験をすることが出来ます。

高所恐怖症という人はもちろん、

そうでないひとも最初は足がすくんで動けなくなってしまいます。

“怖いからやめておこう”と思うかも知れませんが、

勇気を出して是非体験してみてください。
忘れられない貴重な体験になること間違い無しです。

そのほかにも、ネイティブアメリカンの伝統的な家屋である

さまざまなタイプのティピがそのままの大きさで展示されている
“ネイティブ・アメリカン・ビレッジ”や
ワラパイ族の伝統ダンスや音楽が披露される

“アンフィシアター”があったりと、見所満載です。

このポイントで驚いたもの。それは中華料理の売店。

このウエストリムは、最近中国マーケットで

人気のエリアとなっているため、ニーズが高かったのでしょうか？

確かにシャトルの乗り場で、私の顔を見て

ワラパイ族の人が、“ニーハオ”と声をかけてくれました。

【グアノポイント】
グアノとはコウモリの糞のこと。
実際にこうもりの糞を見たことはありませんが、

きっとこんな感じと思わせるオブジェのような　“丘”　があります。

バスを降りると遠くに見えるそのオブジェのような丘までは

歩いて行くことも、上ることも可能です。

この丘までは200mから300m程の距離ですが、

行くと行かないでは大違い。

他ではまず見ることの出来ない″

３６０度の全てがグランドキャニオン"という景色を

実際に体験できる貴重な場所です。

このポイント付近はテント程度の施設しかなく、

自然をそのまま楽しめる絶景ポイントです。

サウスリム、ノースリムでは見ることが難しい、

谷底に流れるコロラド川を近くに見ることも出来ます。

【ワラパイ牧場】

ウエストリムのすぐそばにある牧場です。

現在は観光ポイントになっていて、

西部劇の世界がそのままここにあります。

時折現れるカウボーイの乗馬を見たり、

昔ながらの遊びを丁寧に教えてもらったりできます。

斧を投げて的に当てるゲームや投げ縄、

馬の蹄鉄投げなど、現代ではなかなか体験できない遊びが満載です。

手入れの行き届いた馬やラバも間近で見たり触ったりすることが出来ます。

いろんな表情を持つグランドキャニオン、
未だ訪れたことのない人は是非一度、足を運んでみてください。

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