航空会社もなるべくスケジュール通りの運航を心がけてますが、
旅行の日に何が起こるかは予想がつきません。
そんな私も、出発前に飛行機が12時間遅れ・・・と知り、
すぐ別の飛行機に変えてもらったことがあります。
まず飛行機が遅れた場合、
一番大事なのは「空港での交渉」です。
遅れていても待てる場合(1、2時間程度の遅れ)は、そのまま待っていてもいいのですが、私の過去の経験のように、12時間も遅れると分かっていたので、これはもう待たずに「別の飛行機に乗りたい!」をアピールして、カウンターで交渉開始です。
ここでよく、旅行会社に「どうしたらいいですか?」という質問のお電話が入りますが、「とにかくカウンターに並んで次の便(もしくは別の便)に乗せてもらえるよう振り替えしてもらって下さい」と言うことしかできません。
飛行機が遅れた場合は、空港内・航空会社のカウンターで
次の飛行機を用意してもらえるようになっています。
遅延の理由が天候の場合は、
これはどの航空会社もパニックになるので
かなり待たされ行列の覚悟が必要です。
また悪天候による遅延の場合は、航空会社に責任がありません。
一番早く次の目的地へ飛べる飛行機を手配してもらうしか、
方法がありません。気長に待って下さい。
遅延の理由がメカニカル(飛行機の不具合など)の場合は、
航空会社に責任があります。
この場合は、利用している航空会社を優先で次の便への振り替えになりますが、その航空会社の便が満席ですぐに次の目的地に飛べない場合は、他の航空会社でも空きはないか、ということを聞くことができます。
但しこの場合、荷物がどうなるかを必ず確認して下さい。
(荷物は当初乗る予定の航空会社で後から来る、というパターンが多いので、荷物が自分と一緒に来ないという不便さがあります。また預け荷物が行方不明になってしまうというケースもあります。)
飛行機が遅れていて、まだ預け荷物を渡していない場合は、
そのまま自分と一緒に荷物も持っておくほうがベターです。
とにかく、飛行機が遅れると航空会社のスタッフは
振り替え便の手配でてんやわんや、そして乗客は待たされて
不機嫌、イライラ・・・嫌~なムードが漂います。
しかし、イライラしても仕方ないので、
とにかく振り替え便を用意してもらうことが先手です。
海外旅行保険に加入していて、遅延の場合に補償がある場合、カウンターで「遅延証明書」をもらっておくと、保険会社へのクレームもスムーズです。
待ち時間が長い間は、空港で飲食ができるように現金やクーポン券をくれる場合もあります。
さて、ここまでは簡単に飛行機が遅延した場合を説明しましたが、
「入国審査に時間がかかって、ラスベガス行きの飛行機に間に合わなかった」
「国際線が遅れたので、LAに到着して、にラスベガス行きの飛行機に間に合わなかった」
「ゲートを探していたら迷って、飛行機が出発してしまった」
などなど・・・乗り継ぎ失敗の場合のポイントをお知らせしましょう。
この場合も遅延と同じく、「空港での交渉」が必要になります。
お客様の都合で飛行機に乗れなかった場合、本来航空会社は補償しませんが、現状ですとほぼどこの航空会社も無料で次の便へ振り替えをしてくれています。(規約では変更手数料が発生します)
この場合も、カウンターに並んで、次の振り替え便の手続きをしてもらってください。この場合は他の航空会社で空いてないの?という交渉はちょっと難しいです。
国際線が遅れて国内線に乗り継げなかった、例えばデルタ航空で成田からLAまで、ラスベガスまでもデルタ航空で、と、同じ航空会社の場合は、乗り継げないことが東京で分かっていれば、ラスベガス行きの分も成田で交渉することができます。
入国審査が混んでいた、迷って飛行機が行ってしまった場合は
現状:
I missed the flight to Las Vegas.
(ラスベガス行きの飛行機を逃してしまいました)
理由は:
I arrived at LA from Japan and the immigration was crowded.
(日本から到着して、入国審査が混み合っていた)
It took time at the immigration.
(入国審査で時間がかかった)
そしてどうして欲しいか:
I need another flight going to Las Vegas.
(ラスベガス行きの別のフライトが必要です)
Can you arrange the next flight to Las Vegas?
(ラスベガス行きの次のフライトを手配してくれませんか?)
とにかくカウンターで搭乗者本人と航空会社の人が直接話しをする必要があります。
そして自分の最終目的地までの航空券を手配してもらって下さいね。
日本は時刻表通りに電車、バス、飛行機が運航されていますが、アメリカで日本のように「時間に正確に!」を求めるのは、正直ちょっと無理があります。
アメリカ国内線の飛行機も、よく遅れます・・・。
遅延にも慣れているのか、飛行機が遅れても、「あぁまたか」と気長~に待ってる人が多いですね・・・。
時にはトラブルも旅の思い出のひとつです。
BY AK
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投稿: みどあや -2012年12月19日 (水) 01時07分
■参考になりました
いつも楽しく拝見しております。今回の記事、とても参考になりました。以前ラスベガスに行った時にやはり入国審査に時間がかかり、目の前でゲートを閉められ乗り逃した事がありました。ゲートでの出来事だったので、振替手続きはスムーズにいったのですが、今後何かあった時の対応がよく分かりました。英語の例文があったので、とても分かりやすかったです。今年ラスベガスに行った時も成田での出発が遅れ、乗り継ぎがギリギリでした。なのでいつも乗り継ぎはヒヤヒヤします。今後はこの記事を参考にしようと思います。これからもブログ、楽しみにしております。 -
投稿: 弘美 -2012年12月19日 (水) 06時56分
■震災もこんなように即座に動いてくれれば…
船で延滞がありました、ものすごく対応が悪く、私も含み皆激怒!延滞証明言わなきゃあっそうだったみたい対応でまた激怒、まっ無事その時は夕方になってしまいましたが、目的地にはいけましたが。飛行機はまだありませんが、デルタ航空と日本航空は凄くよい対応経験をしました。わからない人も居るので知識として覚えておきたいですよね。 -
投稿: AK -2012年12月19日 (水) 18時51分
■Re:参考になりました
>みどあやさん目の前でゲートが閉まってしまったということで、残念でしたね。乗り継ぎがあると、もし何かあったら・・・と私もいつも緊張して時間には余裕持っていきますが、遅れた場合は、どうしようもないですね。また飛行機に関することをどんどんお伝えしていきますね。 -
投稿: AK -2012年12月19日 (水) 18時53分
■Re:震災もこんなように即座に動いてくれれば…
>弘美さん飛行機が遅れたときは、航空会社の人も一生懸命次の振り替えをしてくれますね。日本からラスベガスへは、必ず西海岸のどこかの都市で乗り継ぎが必要なので、遅延した、乗り継げなかったなど、よく発生します。読者のみなさんにお役に立つ情報をお知らせしていきますね。