全米がテレビに釘付けとなっていた昨夜でしたが、残念な事にアメリカ議会での予算が成立しなかったことを受け、アメリカの政府機関の一部が休業に追い込まれる「政府閉鎖」(シャットダウン)の事態となりました。
これに伴い、グランドキャニオンを含む全米の国立公園がクローズとなります。
アメリカ時間2013年10月01日(火) 午前0時より、開始となり、終了時期は未定です。
早期再開する事を願うばかりですが、米国会による決議のため、HISとしても情報を待つしかありません。
HISでお申し込みの国立公園ツアーをお申し込みの方
代案を含めた対応をしております。
レンタカー等、ご自身で旅行を計画中の方
それぞれ、メディア等で情報をご確認の上で訪問するようにしてください。
グランドキャニオン国立公園からの正式発表は下記の通りです。
(簡易訳は大まかな意味のみです)
Due to a congressional impasse on the 2014 government appropriations bill, the federal government has shut down all non-essential services. As a result, Grand Canyon National Park, like all national parks, is closed to visitors at this time.
2014年予算が通らなかった事を受け、国家政府の閉鎖、サービスの中止となります。
グランドキャニオン国立公園も、他の国立公園と同様に期間内は閉鎖となります。
48時間以内は基本の設備は使えますが、レクリエーション施設であるトレイルや谷底への道などは閉鎖します。看板の設置と共に、パークレンジャーも閉鎖の案内をおこなっています。
尚、いつまでの閉鎖かは、誰にもわかりません。
17年前の閉鎖は21日間続きましたが、全国民が1日も早い解除を望んでおりますので、早ければ明日にも解除になるかもしれません。
来週グランドキャニオンへ行くのだけどどうなるの!?
という不安な皆様のお気持ちは良くわかりますが、
残念ながら現時点で「こうなります」とお答えする事はできません。
HISとしては、1日も早い解除を願いつつ、
できる限り、お客様の旅行が楽しいものになるようお手伝いさせて頂きたいと思います。
HISラスベガス支店一同
★★★追加★★★
国立公園や政府機関は閉鎖しているものの、街の状況は至って普通どおりです。
ラスベガスでいえば、カジノやショッピング、ショーなどへの影響はまったくありません。
又、州立公園(バレーオブファイヤー等)や、ナバホ居留区(モニュメントバレー、アンテロープキャニオン、ホースシューベンド)、ワラパイ居留区(グランドキャニオン・ウェスト)は通常通り開園しています。
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投稿: his-lasvegas -2013年10月 3日 (木) 16時49分
■Re:無題
>東京からさん情報が独り歩きしてしまい、アメリカ中が閉鎖のように感じてる方もいらっしゃるようなのですが、基本的に政府機関でない限り街は至って通常通りです。NYでいえば、自由の女神があるリバティアイランドへの上陸はできないものの、対岸やフェリーからは十分見れますし(別に幕等で隠してるわけじゃないです)、動物園や美術館、博物館はほぼ民間運営なので通常通り営業しています。ワシントンDCのスミソニアンは国立なのでしまっていますが、NYはあまり影響はないので、歩くだけ、などとおっしゃらず、普通に観光をお楽しみくださいね。尚、当ブログはラスベガス、及びその近辺の情報に特化しており、それ以外の都市の情報はそれぞれの支店が担当しています。何かあれば、直接お問い合わせくださいませ。 -
投稿: NPS、BLM閉鎖で行き場を失うもの -2013年10月 9日 (水) 14時14分
■BLMのキャンプ場も10/7頃すべて閉鎖
NPS管轄のキャンプ場は10/1に閉鎖になりましたが、一週間ほど先延ばしになっていたBLM(Bureau of Land Management)の各キャンプ場も10/7頃に閉鎖になり大きなキャンピングカーがずらりと並ぶ光景が消えています。普段あるものがなくなっている風景は異様です。アメリカのNPR(公共ラジオ)からの論調には外国からの観光客が行き場を失っていることなど全く触れることなく内向きな「アメリカ人は、アメリカは」の論調しか聞こえてこず、嘆かわしい。 -
投稿: his-lasvegas -2013年10月 9日 (水) 16時35分
■Re:BLMのキャンプ場も10/7頃すべて閉鎖
>NPS、BLM閉鎖で行き場を失うものさんテレビのニュースでは、毎日のようにスミソニアンや自由の女神、グランドキャニオン、ヨセミテといった所で引き返さざるを得ない観光客の姿が頻繁に紹介されています。ひとまず無償で公園の整理に当たってるレンジャー達も、国の指示に従い観光客を入れないようにしつつも、外国人旅行者にとっては一生に一度の旅行だという事がわかっているだけに、心が引き裂かれるようだと言ってました。議会の状況には呆れるばかりですが、この国の良心は決して消えてはいないと信じたいところです。 -
投稿: NPS、BLM、NF閉鎖で行き場を失うもの -2013年10月 9日 (水) 16時55分
■Re:Re:BLMのキャンプ場も10/7頃すべて閉鎖
>his-lasvegasさん私はテレビを見る環境におりませんので、テレビの論調は存じません。あくまでもNPR(National Public Radio)、公共ラジオ放送の論調のみの言及です。閉鎖以来一度も外国人への心象悪化を嘆くような、アメリカの良心などの論調を聞いたことがないのもまた現前たる事実です。アメリカ人の食い扶持、Game理論になぞらえる話が多かったのも事実です。追加で森林局、NF(National Forest)管轄のキャンプ場もすべて閉鎖、無断侵入は罰金の可能性があります。NF管轄のキャンプ場は無料のところも多く非常に重宝しておりましたが、こちらも閉鎖です。まぁ私はとても憤慨しておりますから。いくつかの国立公園の集中するあるゲートシティーは明白に観光客が減って町の士気が下がっているのを感じるのもまた事実です。 -
投稿: NPS、BLM、NF閉鎖で行き場を失うもの -2013年10月 9日 (水) 17時02分
■Re:Re:驚きました。
>his-lasvegasさんパークレンジャーのバッジを付けていますが、拳銃を腰に見えるように身に着けているパークポリスはちょっと態度が違いますね、私の目的などSMALLなことだと当該日の午後にあなたの車を見たら罰金だと言って追い出されたものもおります。この公園であと3週間もBackcountry使用の許可をとっていてもSmallですって、腰の拳銃見ればだれでもおじけずきます。これって良心。良識の範疇。いろんなケースがあります、美談をのせて状況をごまかさないことも旅行会社としての良識、良心、善意、社会的責任ではないでしょうか。