イベント 2014.02.02

いきなりですが、12月のラスベガスといえば、”ロデオ”です。

毎年12月になると、ラスベガスには見るからに

”カウボーイ”な人たちで、町があふれかえります。

それもそのはず。
カウボーイの祭典、ロデオの最終決戦が
ここラスベガスで行われているんです。

世の中にこんなにロデオファンがいるんだ・・・
ということに毎年驚かされます。

ラスベガスの風物詩になって早29年。




実はこのロデオ、ラスベガスで開催されるのは
2014年が最後となり、2015年からはオーランドになる、
という発表が昨年末にだされました。

毎年の風物詩がラスベガスから消えてしまうのはとても寂しい・・・

なんて思っていたら、
そう思っていたのは、私だけじゃなく、
前言撤回されて、引き続き2024年までラスベガスで続行が決定。


もちろん、情緒的なはなしだけでなく

ロデオがなくなってしまうと、観光収益がなくなり、
ラスベガスでは大きな損失なんだそう。

カジノ以外の観光収益だけでも毎年約100億円、
それにカジノの収益が加わったら。
…いったい幾らの損失になるのやら。



ラスベガスが、ロデオを手放したくない気持ちもわかるし
ギャンブル好きなカウボーイ達が、
大会を理由にラスベガスに来れるとあって
12月の風物詩に変更はないようです。

そんな、ニュースで持ちきりだったので、
この前の12月見てきたロデオをご紹介します。



2013年は12月4日~13日に、
トーマス&マックセンターでロデオの決勝戦が行われました。



この決勝戦に出られるのは、
その年のロデオ大会で稼いだ賞金の多い人からの上位15名。
この15名はもちろん全員億万長者(ミリオネア)です。


決勝戦は10日間、毎日競い合い、
最終日にトータルで一番稼いだ人が優勝となるわけですが、
上位5位までに毎日賞金が配分され、
1位はなんと約2000万円。


それが10日間なので、ずっと1位を取りつづければ
合計で2億円の賞金がもらえる計算になり、
たとえ、決勝戦に出た時点で15位だったとしても、
いきなり優勝!!なんて可能性も十分にあるんです。


実際、過去にはそんなツワモノがいたようです。



私が見に行った日は5日目。
平日にもかかわらず、満席です。


この日は、映画俳優のシュワちゃんも見に来ていました。


このロデオはすでに数年分のチケットが
すでに完売となっているので、
一般に購入する場合は、
NFR(ナショナル・ファイナル・ロデオ)が公式に行っている
e-bayのようなところで
チケットを入手するシステムになっています。

そのくらい人気なので、一番後ろの席といえども、
1席の空席も見当たりませんでした。



初めてのロデオ鑑賞に加え、
ルールも全く知らないまま見に行ったのですが、
どの競技もスピーディーに進んでいくので、
なんだか引き込まれて、あっという間に時間が過ぎていきました。



ただ、”罪のない子牛”が縛られたりするのを見るのは、
ちょっと心が痛かったり、、、もしましたが。
(カウボーイの腕を競う競技なので当たり前のことなんですけどね)

その子牛もすぐに立ち上がって元気に退場していくので、
”怪我とか、してないんだね” というのを確認できるのが救いでした。。。




競技は全部で7種類

【Bareback Riding 】(ベアバック・ライディング)
鞍がない暴れ馬に乗る競技。
8秒間の乗り方と馬の跳ね具合を採点。


【Saddle Bronc Riding 】(サドル・ブロンコ・ライディング)
鞍が付いた暴れ馬に乗る競技。
8秒間の乗り方と馬の跳ね具合を採点。



【Barrel Racing】 (バレル・レーシング)
唯一女性が行う競技。
三角形に置かれた3つの樽を馬で走って回るタイムレース。



【Steer Wrestling】 (ステア・レスリング)
馬の上から若い牛に飛びついて、
牛を倒す(横倒しにする)までの時間を競うレース。



【Tie-Down Roping】 (タイダウン・ローピング)
馬上から子牛にロープをかけ、
馬から降りた後に子牛の3つの足を
短いロープで縛り上げるタイムレース。

【Team Roping 】(チーム・ローピング)
カウボーイが二人1組となり、
一人目が馬上から子牛の角の周囲にロープをかけ、
もう一人が子牛の後ろ足にロープをかけて、
ロープがピンと張るまでの時間を競う。



【Bull Riding】 (ブル・ライデインング)
トリを飾る一番人気の競技。
暴れ牛に8秒間乗る競技。8秒間の乗り方と馬の跳ね具合を採点。




どの競技もほんの些細なことが
大きな減点や加点につながるようで、
回りの人たちはそのたびに、
ロデオ初心者の私には全くわからないようなところで
感嘆の声を上げていました。


といっても、ルールがわからないなりにも、かなり楽しめるロデオ。

チケット入手はかなり困難なので、
いきたい!という方は、早め早めに動きましょう。


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