最近、色々なメディアで取り上げられる事が増えてきた、フローティング・セラピー。

塩分濃度の高い水の中で浮く事で、心身の疲れを癒す、、のだとか。



濁ったエネルギーが浄化される、とか、瞑想のような無我の境地に入れる、とか、自己洞察がうまくできる、とか、トラウマから解き放たれる・・・といった、様々な怪しい効能も一緒に謳われてたりしますが、私は日ごろから雑念も多く、無我の境地なんて遠い彼方の話・・・



なので、取り立てて、これらの効能には興味はなかったのですが、前々から死海でプッカリ浮く、という体験にはとても興味があったので、是非とも浮いてみたい!という思いから、ラスベガスにあるフローティング・セラピーを訪れてみました。



ラスベガスにも、何件かフローティング・セラピーのスタジオ(・・・?ショップ?こういう場所って、何と呼ぶんでしょうね。。)がありますが、今回私が訪れたのは、ラスベガス南東にあるヘンダーソン市のGo Float Yourself。


直訳すると・・・自分で浮いてみよう!・・・みたいな感じですかね。。。

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店内に入り、チェックインを済ませ、問診表のようなものを書きます。
何か持病がないか・・・といった健康チェックから、
自分の意思で参加しており、万一問題があっても自己責任ですよ、、
という事まで書かれており、最後に署名。

ちなみに、アメリカではちょっとしたアトラクションから病院まで、「ウェイバー」と呼ばれる責任所在をはっきりさせる事は必須です。
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待合室(というか、入り口の一角)に備え付けられたTVを使い、初めての体験者は、説明ビデオを見させられます。

前述のような、スピリチュアル系効能などが、怪しいナントカ学者によって色々と解説されたりするのですが、その辺はさらっと聞き流し・・・

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タンクの中で、こーんな感じで、タンクの中でプッカリ・・・・の映像が出てくると、
『お~!浮いてる~!!』とワクワク感が高まります!

映像では、水着を着ていますが、よっぽどの理由がない限り、基本は裸で入るようにいわれます。

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その後、タオルやビーチサンダルを借りて、いよいよ中へ!

タンクは1室につき1個。
1タンクに1人が入るようになってるので、家族や友達と訪れた場合でも、別室です。

・・・瞑想したりするのに、横に人がいては邪魔ですから、当然ですね。。。

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室内に入ると、さらっと説明を受けます。

●タンクに入る前、出た後にシャワーを浴びること。
●髪の毛、体は、備え付けのボディーソープ、シャンプーでしっかりと洗うこと
●耳が気になる方は備え付け(=使い捨て)の耳栓をすること
●塩分濃度の高い水が目に入らないように、顔はしっかり拭いてからタンクに入ること
●万一目に水が入った場合、とんでもない痛みに襲われるので気をつけること!!
もし目に入ったら、備え付けの真水のスプレーボトルで目を洗浄すること
●時間が来たらタンクのクリーナーが動きだすので、それを合図に出て来ること
●万一、タンクの中の水を汚した場合、多大なる罰金(金額は忘れましたが、かなり高額)が化せられるので、くれぐれも気をつけるように・・・

説明が終わると、「では、エンジョ~イ!」と、係りのお姉さんは出て行きます。



さて・・・・。

まずはシャワー。

罰金を避けるためにも、頭から足先まで、しっかり洗わねば・・・なんて、ゆっくりシャワーを浴びていたら、突然部屋が真っ暗に!
その暗さたるや、自分の手も見えない位の『真の闇』レベル。

あくまでもリラクゼーション用なので、部屋のライトはモーションセンサーになっており、動き回ってないとライトが消える仕組みになっていたのでしたが、説明のお姉さん、この話をし忘れていたようで、突然の停電に襲われた私は、リラックスどころか、もはやパニック!!

思わず叫びそうになりましたが、ソロソロ・・・とタオルを取りに動いたら、ライトがついたのでした。

というわけで、もし当記事を読んだ後に、フローティングセラピーに行ってみる方、、がいましたら、私からの強い強いアドバイス、です。



タンクのフタは開閉自由なのですが、シャワーを浴びてる間、フタは空けておきましょう!

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こうしておけば、部屋のライトが消えても、タンクのボンヤリした明かりがあるので、真っ暗にはなりません。

私は、特に何も考えず、このように閉じていたのでした・・・・
はぁ~、、びっくりした。。。

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どっと疲れて、リラックスもヘッタクレも無い状態でしたが、ここで力尽きてる場合じゃありません。目的を果たすべく、タンクにイン。

体温と同じ温度に保たれているので、生暖かい・・といった感じ。
思った以上に水は少なく、普通に座れる位なのですが、ゆっくりと横になってみると・・・
浮きます!

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写真左上のあたりにあるスイッチで、タンク内のライトや音楽の調整ができるようになっているので、色々試して自分の好みの状態にします。

フタは閉めても閉めなくてもOK。
ちょっと閉所恐怖症気味の私は開けっ放しにしてました。

 

・・・で、ここから、1時間弱、浮き続けるわけです。



結構寝ちゃう人も多いみたいですが、私は特に眠くはならず、1時間程ユラユラと水中で漂ってました。



ネガティブな体験談では「長くて飽きた」なんて声もあったので、私も飽きちゃいそうだなー、、、なんて思っていたのですが、意外と飽きることもなく1時間が経過。



予想通り、無我の境地にもたどり着けず、トラウマの克服もありませんでしたが、日常生活の中で、1時間もぽけーっとしてる事など、まずないので、確かにリラックスには結構良いかも。。。というのが率直な感想。



家のベッドやバスルームで同じようにボーっとした場合、つい本を読んだりしちゃいそうなので、「強制的にボーっとする」という状態は、中々家では作り出せなさそうです。



・・・が、ボーっとするために、そこそこのお金を払う価値がどこまであるのか。。。は、それぞれの気持ちの持ちよう、、ですかね。。
何度か繰り返して体験すると、深いリラクゼーションに浸れるようになる、、とも言われましたが、そのあたりはどうなのでしょう・・・?

積極的に人に薦める程ではないけど、やってみたい方は是非一度~!と思ったフローティングセラピー、でした。

 

Go Float Yourself
4500 E. Sunset Rd #4, Henderson, NV 89014
(ギャラクシーシアターの左隣)
1回体験=$59
※マンスリーメンバーシップや、回数券、等もあるようです。
(2016年3月現在)

By AY

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