ラスベガスのシンボルマークとなっている Welcome to Fabulous Las Vegasの看板をご存知でしょうか?
通称「ラスベガスサイン」と呼ばれており、ラスベガスのシンボルと言っても過言ではない程、今やラスベガスには無くてはなくてはならない存在になっています。
さて、このラスベガスサインは、写真上の左の方に写っているマンダレイ・ベイホテルからは、南に約1.3km、徒歩では約15~20分離れたところにあり、近くには、ハーレーダビットソンのお店があります。誰もが目につく比較的分かり易い場所にありますので、初めての方でも直ぐに分かるかと思います。
このラスベガスサインは、1950年台初頭に、地元の営業マンTed Rogichさんのアイディアから始まったと言われています。その当時、Tedさんの構想から、Western Neon Companyで働くデザイナーBetty Willisさんによってデザインされ、1959年このラスベガスサインが完成しました。
実際に近くへ行ってこのラスベガスサインを見てみると、色々な文字や形が含まれています。星マークの下にあるW・E・L・C・O・M・Eの文字は、丸い形をした円盤がデザインされており、これは、シルバードル(コイン)をモチーフにしているそうです。ラスベガスのあるネバダ州は、通称「Silve State」と呼ばれる程、銀の採掘が盛んに行われていますので、Bettyさんは、それをかけてこの看板をデザインしたのでしょうか。
総工費用は、その当時のお金で$4000程。高さは、7メートル60センチ。
そして、この看板に携わったのが、「Young Electric Sign Compan」。
ラスベガスでは、多くの有名な看板を手掛ける会社です。コスモポリタンホテルのストリップ通りに面した出入り口の看板や、シーザーズパレスの電光看板、LINQホテルの電光看板もこちらの会社によるものです!
又、今はなきスターダストホテル、サハラホテル、リビエラホテルや今でも現役のゴールデンナゲット、サーカスサーカスホテル、リオホテル、ハードロックカフェ、バリーズホテルの看板も、全てこちらの会社によって作られて設置されています。
フリーモントの電光ショーに使われているこの大きなアーケードも、この会社によって設置されてたそうです。。。とにかく、ラスベガスにはこの看板会社はなくては、語れない存在なのです。
ラスベガスサインの著作権ですが、デザイナーのBettyさんがラスベガスの発展の為にと、あえて著作権を持たずに、誰もが自由にこの看板を使うことができるようになっています!
その為、ラスベガスのお土産は元より、バスのチケット、NASCARで使われるレースカーの車体、記念コイン製造機等のありとあらゆるものに、このスベガスサインの看板が使われています!
ラスベガスのバスチケット。
NASCARの車体にも!
M&Mのチョコレート達と一緒に!
コインを作る機械にも、ラスベガスサイン!
2008年には、 ラスベガスサインの前に駐車スペースが完成しましたので、早朝から深夜まで観光客の皆さんでにぎわっています。
また、2009年には、国家歴史登録財(National Register of Historic Places)に登録されてからは、観光客が大幅に増加したそうです。その為、平日・休日に限らず、ラスベガスサインではいつも長蛇の列になっています。
この看板の裏には、ラスベガスからロサンゼルス方面へ帰路につく方の為に、「DRIVE CAREFULLY Come back soon」(運転に気を付けてね、又帰ってきてね!)と書かれていますので、ラスベガスサインへ行った時には、後ろからも見てあげて下さいね。
最後になりますが、このラスベガスサインは、市内を走るRTCバスが近くに停車しますが、バスでも少し行きにくいところにあります。その為、オプショナルツアーにご参加されて、ラスベガスサインへ立ち寄られることをお勧めします。
H.I.S.ラスベガス支店では、こちらへ立ち寄る夜のナイトツアーを毎日(一部不催行日除く)催行しております。
ラスベガス在住数十年のベテランガイドがご案内しますので、ラスベガスサインでの写真の撮り方、ラスベガスの裏事情、ガイドブックやウェブに載ってないような小話もた~くさんありますので、ラスベガスにお越しの際には、ぜひツアーに参加してみては如何でしょうか。
来週、8月23日(水)は、1名様でのご参加も可能ですので、ご希望の方は、以下よりお申込み下さい。
ラスベガスには、歴史やお楽しみがいっぱいです!
旅の参考までに!
HN-CHAN