アメリカ各地で起きている、痛ましい銃乱射事件。
それが、まさかここ、ラスベガスで起きるとは想像もしておりませんでした。
ラスベガス市民、悲しみに包まれています。
近日中にラスベガス旅行を予定している方、 特に予定はないもののラスベガスが好きな方、 断片的な報道では判りにくい、現地在住のラスベガス住民による状況をお伝えします。
◆事件の概要と場所
ストリップ大通南の、ルクソールホテル向かいにある屋外イベント会場で行われていた
カントリー・ミュージック・フェスティバルに
斜向いのマンダレイベイ・ホテルから、ライフルで乱射をし
59名の死者、527名の負傷者を出す、アメリカ史上最悪の事件になりました。
犯人は、同州に住む男性、とされ、先週木曜日にマンダレイベイのスイートルームにチェックイン。
ライフル、ハンドガンを含む10丁を持ち込んだ、とされていますが
事件直後に死亡しており、具体的な動機などは判っておりません。
FBIの発表によるとテロとの繋がりは確認できず、ISISのテロではない、として発表しています。
◆10月2日 昼前、ラスベガスの街の状況
ストリップ大通りは、MGMホテル、エクスカリバーホテルがある、
トロピカーナアベニューより南は引き続き閉鎖され、引き続き捜査が進められています。
こちらは、閉鎖されているストリップの南側から撮影したもの。
事件現場近辺に近寄れないため、地元メディアは、この辺りから報道をしています。
トロピカーナ通り~サンセット通りにかけた、約1キロが通行止めです。
マンダレイベイホテルは、窓ガラス越しにライフルを乱射した際に割れたガラス窓が、遠くからでも確認できます。
※日本の一部報道で、「ホテルのベランダから・・」という表現が使われているのを目にしましたが、ラスベガスのホテルはコスモポリタン・ホテルを除き、ベランダ付きのホテルはありません。又、窓を開けることも出来ません。
このように、事件があったマンダレイベイ、ルクソール近辺は
ラスベガス大通りは通行止めですが、ホテルそのものは開いており、
レストランなども殆どが通常通り営業しています。
日本の旅行者に人気の、パリスホテル、ベラッジオホテル近辺は、通常通り。
パリスホテルのエッフェル塔: 前月曜日の朝なので、週末の賑わいには程遠いですが、この曜日のこの時間帯としてはいつもと変わらず。
ラスベガスのランドマークであるベラッジオホテルのロビー: チェックイン、チェックアウトの列が通常通りに動いています。
◆ショーの状況
シルク・ドゥ・ソレイユの全ショー
ブルーマン・グループ
→本日(10/2月曜)のショーは全てキャンセル、明日(10/3火曜)以降のスケジュールは未定です。
チケットを持っている方は、当日昼過ぎにH.I.S.までご連絡頂ければ、最新の公演情報をご案内します。
※休演となった際は、全額返金となります。
購入元(H.I.S.であればラスベガス支店)へ、お問合わせ下さい。
◆ツアーの状況
→本日(10/2)、明日(10/3)の、ラスベガス・ナイトツアーは不催行となります。
それ以外のツアーは基本催行中。
本日早朝で、ホテルにお迎えに行けなかった方は、個別に対応させていただいています。
◆今後の動き
未確定事項が多いですが、10/4(水)にトランプ大統領がラスベガス入りするようですが
セキュリティの理由により、大統領機のスケジュールは発表されません。
大統領機が入る間は、民間機は空港が使えませんので、同日のフライトに影響が出る可能性があります。
10/4にラスベガス着、または、ラスベガス発、の予定となる方は
余裕を持って空港へ行くこと、同日のショーやツアーは避けることをおすすめします。
◆滞在者の安否確認
H.I.S.のツアーでお越しのお客様とは、それぞれ連絡をとり安否確認をしております。
個人でお越しの方で、日本のご家族との連絡が難しい方、H.I.S.ラスベガス支店までご連絡下さい。
出来る限りのお手伝いをさせていただきます。
この事件で命を落とされた方へのお悔やみと
怪我をされた方の、1日も早い回復をお祈りしております。
ラスベガス支店一同