なんとも大袈裟なタイトル。
ただ、個人的にビールを紹介したいがためだと勘違いされるこの企画。
もちろん今回オレゴンに行った本来の目的はポートランドで開催された
旅行業界のコンベンションの参加であり、決してオレゴンの地ビールではご
ざいません。
(各方面から突っ込みが入る前にお断りさせて頂きたいと思います。)
さて、
オレゴンでは先のブログでも書いたようにチーズを始めとした農畜業が
盛んということです。今回のコンベンション(コンベンション=会議のことで
すね)ではオレゴン州の主催で州内を7つのエリアに分けてワークショップ
が開催されておりました。
例えばセントラル・オレゴンではチーズやジャーキーといったものが振舞わ
れていましたし、他のエリアのブースではワインやサーモンチャウダー、チョ
コレートといった様々な産物が無料でこれでもかっ!と大盤振る舞いです。
そんな華やかなワークショップではもちろんアルコールも振舞われる訳でし
て、ご多分に漏れず私もお飲み物を頂くことにしたのですが、バーテンダー
からもらったビールのラベルは今まで見たこともないもの↓
その名も「ミラー・ポンド(Mirror Pond)」というビール。
とにもかくにもひとまず原産地を確認すると、「Bend, Oregon.」となっている。
それってオレゴン産という意味じゃないですか。
「オノボリさん」に間違われてしまうなどと思いながらも、手馴れた感じで写真
をパシャッと撮った後、早速飲んでみることに。
(写真はもちろんブログのためですよ!)
程よい苦味であるもののスムーズな喉越し感は決して私自身、喉が乾い
ていた為にそう感じた訳ではないことを付け加えておきます。
ところで「PALE ALE」という種類、良く聞きますよね。
私もかなり知ったか振りして話してますけど、どんな種類のビールを指し
ているかご存知ですか??
あまりハッタリばかり言い並べるのも、良心の呵責に堪えかね・・・・・。
ということで、この際だから調べて見ました。
「PALE ALE=比較的色が薄いものの苦味が強くアルコール度数が高い」
・・・・・・・だそうです。
聞くところによるとオレゴン州ではビール醸造が盛ん(というのは極端かも
しれませんが)のようでして、ちなみにこのミラーポンドはこの他にも↓
「Black Butte」というビール等もあります。
味はというと日本人好みの黒ビールなんですが、アイルランドのギネスの
ようなクリーミーさはなく、むしろ苦味という表現よりも渋みのある味といっ
このブリューイングカンパニーはこちら↓
●DESCHUTES BREWERY
http://www.deschutesbrewery.com/splash/default.aspx
そんな幸先いいスタートをポートランドでしてしまうと、次に探すのは
当然ながら現地の地ビール屋さんということになりますよね?
オレゴンには下記のような地ビール業者がおりまして、オレゴンに行かれ
る際は是非この辺を押さえてから行くと、滞在中のビール生活が楽しい
ものになるんじゃって、あまり心配する人いないですかね・・・・。
●LUCKEY LABRADOR BREWING COMPANY
1994年創業、かわいいラブラドールレトリバーのロゴが目印
●MACTARNAHAN'S BREWING COMPANY
1986年創業、街のリカーストアーでは比較的良く見かけたので1番ポピュ
ラーなのかも。
●BRIDGEPORT BREWING COMPANY
http://www.bridgeportbrew.com./
1984年創業、オレゴンで最も古いブリューイングカンパニーでポートランド
で最もポピュラーなビール会社(と公式ページでは紹介されてます)
そんなこんなで、ポートランド市内にどこか地ビール屋はないものかと、
それでなくとも無い時間を惜しんで探しておりますと、なんとありました!
こちら↓
206 SW Morrison, Portland, OR 97204
http://www.rockbottom.com/RockBottomWeb/RBR/Home.aspx
実際は全米で手広く店舗展開をしているレストランなのでオレゴン
発祥ということではないようなんですが、如何せん「仕事」で行ってる
ものでしてこだわって探し回る時間がありません・・・。
とにかくもこのお店の特徴としては店内で醸造している点でしょうか。
何しろフレッシュなわけです。
ガラス越しの向こうにあるもの見えますか?
大きなタンクが見えますよね。
それらを横目に見ながら、思わず、「ほほう・・・」なんて頷く振りをし、
おもむろに席に着くと、開口一番ウェイトレスに対して
「サンプラープリーズ」
もうお決まりのセリフですね、私の。
しばらくしてウェイトレスが持ってきたのがこちら↓
グッ、グラスが・・・・・・・・・。
ロックグラス並みの大きさ・・・・しかも8杯。
今回の出張は私一人の寂しいオレゴン出張のため相棒がいない・・・・。
意気揚々とオーダーしたものの、今までの「経験」から、所詮はサンプラー
などと舐めてかかったらこの始末。
一人寂しく座るカウンターには8杯のクラスが仲良く並んでいる光景は
どうみてもただの飲兵衛にしか見えません・・・・・。
しかもウェイトレスは間髪入れずに「Anything eles? (他のご注文は?)」
などと、日本男児を弄るような接客をするではないですか。
(って、どうみても当たり前のことをしただけなんでしょうけどね)
ここで「No Thank you」では日本男児がすたると、思わず食べたくもない
フィッシュ&チップスのセットを笑顔でオーダー。
絶対残すまいと完食ならぬ完飲です。(チップスももちろん押し込みました
日本人は食べ残ししない人種なんでしたよね、確か)
明日のコンベンションの心配をしながら飲んだ8杯のサンプラーがなんとな
く苦みばしった味だったのは気のせいでしょうか?
今回のオレゴンで飲んだビールは偶然なのか、どれも日本でいう黒ビール
に近い味のものばかりで、通常日本の人たちがイメージするバドワイザー
のようなライトビールが見当たりませんでした。
いやぁ、オレゴン。
羨ましい・・・・・。