ハーフドームを知らない人のために簡単に説明しますと、世界遺産にも指定

されているヨセミテ国立公園のシンボルともいわれ、高さ1443m(標高2695m)

の大きな岩盤で出来た山です。



そもそも、今回ハーフドームに登ることになったいきさつというのは、

ヨセミテツアーを企画していた際のこんな会話から始まりました。


Aさん:「ハーフドームって登れるの知ってる??」

私  :「ハーフドームってヨセミテのあれ?」

Aさん:「そうそう、あれ、あれ。ヨセミテのシンボル。」

私  :「だけど、あんなツルツルした

              感じの山にどうやって登るの?」

Aさん:「トレイルを歩いて近づいていって、

       最後は急斜面のケーブルを掴んで登る・・・」

    「話によると、あそこからの

                 景色は人生を変えるって」

私  :「・・・・・・・・、人生をねぇ・・・」


今まで何度もヨセミテに行き、そのたび眺めていたハーフドームでしたが、

登るなんてことは微塵も考えたこともなく、ましてや登れるなどとは夢にも

思わなかったので、その会話を交わした時点では『ふ~~ん』位な感じで

しか考えていなかったものの、


『人生を変える・・・』という言葉だけが

                          妙に心に引っかかっていました。


そうこうしている内に、ヨセミテ企画が思ったよりも早く出来上がったので、

時間的な余裕ができると、人間って『欲』が出てくるんです。


『もっと、HISにしか出来ない

     ヨセミテ企画ないかな??』と。


まさか、ふと思い立ったこの考えが後にトンでもないことになるとは私自身も

その時点では全く思う余地もございませんでしたが、そんな考えの下で思い

ついたのがハーフドーム登頂企画というわけなんです。


ただし、このハーフドーム登頂って簡単に言いますけど、頂上までの片道が

11.3キロ、麓と頂上の標高差が1443mありますので、一般的に言われている

所要時間とは10時間から12時間と言われています。


『往復で23キロ弱、標高差1443mかぁ・・・』


と思いながらも、ハーフドーム登頂なんて企画見たことないし、自分が確かで

ない企画なんて商品になるわけないし・・・。

ということで、自分を使って試してみることにしました。


今回から何回かに分けて贈る、このヨセミテハーフドーム登頂記は、当然のこ

とながらノンフィクションであり、一切の脚色をしておりません。

一緒に行った気分でお読み頂けると幸いですgood


【次に続く】

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

     いいね!サンフランシスコ
    2024.11
    loading...