ということで、ハーフドーム登頂を決行したのは2007年6月5日。
(ほんの数日前のことでして、未だ下半身はボロボロです・・・
)
ハーフドームの登頂をするために向った先は、ヨセミテバレー内の宿泊
施設の1つである、カリービレッジの直ぐ近くのトレイルヘッドパーキングに
車を停めて、向うはハッピーアイル(Happy Isle)という、いわば登山口。
パーキングから登山口までは下の写真のような平和な感じのトレイルを
歩いていきます。
まるで尾瀬の湿地帯みたいでなんの苦労(苦痛)もないですね。
さて、目的地のトレイルヘッド(登山口)に到着すると、
下のような看板が・・・・。
丁度真ん中あたりにハーフドームまでの距離が表示されているのが
見えますね。
ちなみに1番下に見える「ジョン・ミュア」トレイルは国立公園の父と呼ばれた
彼の名前がついたトレイルでして211マイル、なんと340キロですよ。
死ぬ気になればできますかね・・・・・・。
とにかくも、
『なんだ、8.2キロかぁ・・・・』
と、予想よりも短くなったなんて思って、安堵してはなりません。
なんて言ったって、これはマイル表示でキロ表示ではないんですから。
やっぱり11.3キロか・・・・しかも『片道』
来ちゃった以上、あとにも引けず、気合を入れていざ出発![]()
ちなみに、今回のハーフドーム登頂に当たって用意したものは、
とにもかくにも頂上征服の際にはおにぎり
で腹を満たしてみたいという
ことで、おにぎりを3つ。
色々と事前に調べたところ、1番肝心なのが『飲料水
』の確保。
過去に登った方々の体験等を加味しますと4リットル位の水を持って行った
方が良いということでしたので、バックパックには700mlのペットボトルを6本。
4.2リットルの水を背負うとこれが結構重い。
しかもペットボトルがバックパック内でかさばること・・・・・
そのほかにもうひとつ大事なものがあるんですけど、なんだと思います??
答えは『軍手』です。
ハーフドームの頂上に登るためには斜面に設置されている2本のケーブル
に掴まって登らなければならないという、トレイル最大の『試練』
が待っています。
後々のブログにて実際の光景をお見せしますが、この斜面の傾斜が半端
じゃないこと。
軍手は軍手でも、イボイボがついたやつでないと意味がありません。
お勧めは革手袋だそうです。![]()
(しかし、この後に皮手袋でも対処できない事態が待ち受けているとは!)
その他にも、歩いている最中に口寂しくなった時のために、お菓子を少々。
今回の登頂にあたり、動画配信をしたいと思いまして、重いのにも関わらず
ビデオカメラも持参し、念のためにと着替えを半袖、長袖を3枚ほどという
装備です。
出発前からバッグパックが肩に食い込む有様でして、こんなんで本当に
大丈夫か?と、傍から見たら呆れた格好かも知れません・・・・。
さて、トレイルに戻りますと、
傾斜が徐々に出てきています。
なんと言っても、出発地点との標高差が1443Mもありますから。
雰囲気もゴツゴツとした岩もところどころ現れ始めます。
ちなみに進行方向右側はマーセド川(MERCED RIVER)が流れています。
川のせせらぎを聞きながらのハイキングはなかなか乙なもので・・・なんて
余裕も出ちゃって。
このハーフドームトレイルでの見所はたくさんありますが、スタートしてまず
1番始めの見所はバーナル滝(VERNAL FALL)になります。
【その3へ続く】


テーマ: ハーフドーム登頂記














