観光 2010.10.25

アルバータ州南部にバッドランドと呼ばれるエリアがあります。

「殺伐として役に立たない土地」という理由からそう呼ばれています。

恐竜で有名なドラムヘラーはこのエリアの1都市ですが、
今回はそこから
南へ150キロ、
ダイナソー州立公園へ行ってみました。

州立公園とはいえ、1979年に世界遺産に登録されています。



H.I.S. バンクーバー支店


ここでは、公園ガイドによる説明つきのツアー
「セントラザウルス・ボン・ベッド・ハイク」
(所要約2時間半)

に参加します。


ツアーの参加に際して、事前に予約しておいたのですが

26人の定員が満員でした。

ビジターセンター前からバスに乗ります。


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このバスも、よく見ると、バスにも恐竜の絵が描かれていますね。


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バスと徒歩も含めて1時間ほどでセントラザウルス・ボン・ベッドへ到着です。


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セントラザウルスとは、ここ恐竜公園で最もよく発見される

種類の恐竜で、サイのように角が顔の中央に1本ある恐竜です。 


ボン・ベッド(骨の寝床)とは、このような恐竜の化石が一か所で

何体も大量に発見されるエリアの事をそう呼びます。

このように、一か所で大量の恐竜の化石が発見されたという事は、

恐竜が群れで生活していたことを物語っているそうです。

恐竜が群れで行動・・・意外ですね。


これがボン・ベッド。
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時代は、何と7000万年前の白亜紀(恐竜最後の時代)のもの。


途中、ガイドさんが様々な説明をしてくれます。

恐竜時代の話や、なぜこの地域にたくさん化石がみつかるかなど。
ボン・ベッドで、説明を受けたあと、あとは周辺を自由に散策して落ちている化石を見て回ります。

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上から谷底まで約120メートル、この谷底の地層から恐竜の化石が

発見されるわけですが、ツアーもこの谷底を通ります。
岩の上の奇妙な線は、長い年月をかけて氷河や水に削られた後です。

流れのすごさが想像できますね。

今でも1年間に4ミリ浸食されているそうですよ。


そしてここのすごいところは、気軽に化石に触れる事です。

博物館などではケースに入っていたり、柵などがあって入れない、

触れない、それらのものを、ここでは自由に歩きながら触れてしまいます。

ただし、場所を動かしたりしてはいけません。
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手つかずに、そのままの状態で保存しているため、骨の向きだったり

場所だったりが今後の研究に重要な意味を持つそうです。


そしてこれはガイドさんから触らせてもらったセントラザウルスの

角の化石。
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無数の穴があいていますが、これは血管の跡。

そして、このように穴の目が粗い場合は草食恐竜、

細かな穴があいていたら肉食恐竜だそうです。


こちらでは、地層から化石がむきだしに。
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こちらも化石、触ってみるとツルツルしていました。


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最後に、なぜこの地域で化石が大量に発見されるのかですが、
・このエリアを占めている白亜紀の地層が柔らかい事
・ここバッドランドは浸食が早い事

以上の2つが偶然重なって、これだけの化石が発見されるのでした。

ドラムヘラーから少々遠いですが、見るだけでなく触って体験できる

恐竜パーク、皆さんも機会があれば是非、行ってみてくださいね。





恐竜の骨が触れるなんて、行ってみたーい。
と思ったら
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