チャーチル/ウィニペグ
2013.10.10
私が参加したのは去年の11月の上旬。全て英語でのガイドです。
ツアー1日目は、フォーポイントシャエラトンウイニペグインターナショナルエアーポートからジェットプロペラ機で約2時間の飛行時間で、目的地チャーチルに到着。
40人乗りのジェットプロペラ機
この飛行機に搭乗する段階からすでに、防寒対策した服装を身につける必要があります。
それは・・・・
チャーチルに到着した瞬間、すぐに、マイナス摂氏10度以下の世界に身をおかなければならない状態になるからです
チャーチルエアーポート
ウイニペグを出た時の気温が摂氏ゼロ度でしたが、チャーチルに就いた瞬間、すでに気温が摂氏マイナス10度まで下がっていました。
空港の周辺一面が氷の世界です。
空港からチャーチルの市街地まで観光をしながら移動するバスです。
頑丈に作られたいかついバスで、お世辞にも乗り心地が良い快適なバスではありません。隙間風が、入ってくるので、車内の暖房が全く意味をなしません。
飛行機の中から防寒具をつけないといけない意味がよく理解できました。
ツアーコーディネーターのグラントさん。
グラントさんの背景にある巨大なライフル銃がわかりますか?
このツアーにおいて、シロクマと対等な環境におかれたという現実を、そして、危険な状態に遭遇したときには、このライフルを使用しなければならないことが起こりうるとい事実を認識しなければならないのです。
ここは、動物園ではない現実が否が応でもこみ上げてきます。
最初に訪れた観光のポイントは、シロクマを確保した場合の保護施設です。
いや、保護施設というやさしい環境の施設ではありません。牢屋です。この施設で確保されたシロクマは、他のシロクマと一切隔離され、何週間もエサを与えられません。
この場所は、チャーチルの市街地でまだ、人間の生活圏なのです。
市街地に近づいてきたシロクマは、アザラシの肉が仕掛けられたトラップで捕獲されます。
その後、シロクマの牢屋に送られます。
かつては、この施設は、本当の意味で保護施設として運営されており、捕獲されたシロクマにえさを与え、遠隔地に移送していましたが、頭の良いシロクマは、人間がエサをくれると理解しだして、何度も同じシロクマがこの場所に戻ってくるようなったのです。後に、研究が繰り返され学習能力があるシロクマに一切エサを与えず、この場所に利益が無いことを教え込みます。 そして、何週間も空腹にした上で、300Km離れた自然保護区にヘリコプターで移送することになったのです。
このような背景をガイドさんが詳しく説明してくれます。
さあ、
これからが、シロクマツアーの本番です。
by Jimmy
シロクマの牢屋か~ なるほどな~
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