遅くなりましたが・・・
ラマダン明けましておめでとうございます!!
ラマダンも7日目となり、徐々に慣れてきました。
今年は8月22日スタートの残暑の中でのラマダンがスタートいたしました。
私は毎日のようにオフィスの方のおうちにお邪魔してエジプト料理をたらふくいただいています。
学校は夏休み中なので、学生の断食は比較的楽な様子です。
前回はキャロルよりラマダンのご紹介をしましたが、今回はわたくしMAIが日本人から見たラマダンをご紹介します。
まずはラマダン中のエジプト人イスラム教徒について簡単にお話。
皆さんもご存知のようにイスラム暦のラマダン月の1ヶ月間、イスラム教徒は日が昇っている間は断食をします。
食を断つだけでなく、喫煙も禁止、男女の触れ合いも禁止です。
ラマダン期間に良いことをすると、「ハサナ」と呼ばれる天国に近づくためのポイントが通常の倍もらえるので、イスラム教徒は苦しいながらもいいことをするよう努めます。
まさに修行の月です。
ラマダン期間中にイスラム教徒の聖書であるコーランを一冊読まなければならないので、通勤のバスの中ではたくさんの人がコーランを読んでいます。
日没の合図のアザーンとともに一斉に食事をします。
食べることが大好きなエジプト人が待ちに待った食事の時間です。
食事が終わるとみんな夜明けまで大騒ぎ!
日が昇る前の深夜にまた翌日の断食に備えてソフール(日の出前の食事)を食べます。
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私から見たエジプト人のラマダン中の行動パターンは
朝:まだまだ日没までは長いのでおとなしく・・・
昼:空腹もピーク+暑い! いらいら→喧嘩
夜:とにかく食べる!
といった感じです。
ラマダン中はは1年の中で食べ物の消費量が一番多いそうです。
食事できる時間は短いはずなのに・・・。
写真はおもちゃ屋さんで売っていたラマダンの飾りのランプ「ファヌース」。
おうちのベランダやマンションの玄関、お店などに飾られています。
日本のしめ縄のような感じでしょうか。
ラマダンといえば「断食辛そう・・・」といったネガティブなイメージがあるかもしれませんが、
イスラム教徒にとってラマダンは待ちに待った一ヶ月です。
みなさんもラマダン期間にイスラム諸国を訪問されたときは人々の姿を観察してみてください。