皆様 こんにちは
今日は、風も強くとても涼しいカイロです。
こんな空気が澄んで風の強い日は、遺跡やカイロの町並みが遠くまで
見渡せるので、観光日和。
私もオフィスを今すぐ飛び出して外に行きたいくらいです。
今回は、ちょっと珍しい、遺跡の上に建つモスクをご紹介します。
どーんと遺跡に混じって中央に白いモスクが見えるかと思いますが、
ルクソール神殿の上に建っている、13世紀頃に建てられた
アブー・エルハッジャージモスクです。
遺跡の中から見ると、ラムセス2世の中庭の壁の上に
モスクのドアが付いていることがわかります。
もちろん、今も使われており、神殿の外からモスクへ入ります。
モスクが建てられた頃は、ルクソール神殿は全体が砂に埋もれていた
ようです。
毎年、アブ・エルハッジャージモスクの祭りには、
船やおみこしが出ます。
もともとルクソール神殿は、カルナック神殿とスフィンクス参道(約3km)
でつながっており、カルナック神殿のアモン、ムト、コンス神の像を
ルクソール神殿へ移動する、オペトの祭りがありました。
船方のおみこしに乗せて神様の像を移動したと言われています。
時代によっては、片道ナイル川利用、片道スフィンクス参道利用も
あり、とても大きなお祭りだったようです。
ルクソール神殿の第二塔門から中庭までの柱廊右側の壁には
オペトの祭りが書かれたレリーフがあります。
時代も宗教も違う中で、お祭りの時に船型のみこしを利用する共通点に
興味がわきます。
いつもありがとうございます。