遺跡 2014.08.30

この周辺の、古くからランドマーク的な特別な場所であった岩山。



西方神殿は、ローマ時代に整備された神殿です。



8本の円柱が残る列柱室の



北の正門にネロのレリーフが残っています。

ネロと言えば、多くの人が あのパトラッシュと歩いた

フランダースのネロ少年のことを思い浮かべるかも

知れませんが、



ここに描かれているネロとは、

ローマ時代のネロ帝のことです。

キルトスカートをはき、手に杖を携えた王朝時代風の

姿が描かれています。



皇帝の名前は、ヒエログリフで書かれ

カルトゥーシュで囲まれています。



ここは、何なのでしょうか



ハート型の 柱の跡が 残っています。



20基ほどの1・2世紀の奉献碑が 西方神殿などから

見つかっています。

多くは、アメン・スーコル神に捧げたものです。




神殿の中に入ってみると



大きな くぼみがあります。

ここには、ワニのミイラがあったそうです。

ワニの頭をのもつソベル神(スーコル神)が 信仰を

集めていたそうです。



ここは チャペルBと 呼ばれている場所です。

中王国時代からローマ時代の建物で、 4本の柱があり

柱頭部にハトホル女神が刻まれています。


大きなたて穴があり 、ここから ブロンズ製の

オシリス像が20点以上 出土しています。


オシリスとき聞くと 某少年雑誌に出てきた オシリスの天空竜

を思い出してしまうのは、ちゃんぽんだけでしょうか



この地では、オシリス神信仰も盛んだったようです。


アコリス遺跡 興味深い遺跡です。

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