皆さん こんにちは!
今日はギザのピラミッド近くの労働者の墓について書きます。
ピラミッドは、奴隷によって建設されたものだとずっと思われていました。しかし近年に入り、その説が覆されました。と言うのは、ピラミッドの建設に使う石材の石切り場から発見されたいたずら書きや、ピラミッド建設に従事した労働者の町や墓が発見され、そこには奴隷だったとは考えられない記録があったからでした。また、農民のナイル川氾濫時期の失業による生活保障として、農民がピラミッド建設に従事したとも言われています。
そして、このギザのピラミッド近くの労働者の墓が2017年から一般公開されています。
まだまだ発掘中のため、公開されているのは3つの墓のみで町の部分は入れません。発掘中↓
公開されているのは3つの墓のみで、墓内は撮影できないため外からの写真です。
① Ptah Shepswの墓 مقبرة بتاح شبسو
エリアの中で一番初めに発見されたお墓です。遠くにピラミッドが見えます。
墓の石の素材はさまざまというのは、石の色が違うので見てわかります。
②Nefer Thethの墓 مقبرة نفرثث
妻と子供たちを描いたレリーフ、80を超える捧げ物リストのレリーフが残っています。
③Petetyの墓 مقبرة بتتي
墓を荒らす者への警告として、ライオンやさそりなどの動物のレリーフが残っています。
チケットはピラミッドエリアのチケット売り場と同じですが、入口は違います。
労働者の墓への入口は、スフィンクス側入口より、もっと南です。
この労働者の墓はまだまだ発掘中で、また新しい発見があるのではないかと思います。これからも注目していきたいと思います。