皆さん こんにちは!
本日のカイロは、
最高気温は38℃
最低気温は28℃です。
暑い暑い夏がとうとうやって来た!という感じです。水分補給が欠かせません。
しかし、もうすぐ(予定では5月16日頃)ラマダンが始まります。ラマダンとは、ヒジュラ暦9番目の月の名前で、イスラム教徒は日の出から日没までの間、断食(スィヤーム、サウム)をします。断食するのは、飲食をしないだけではなく、喫煙や男女の触れ合いを避け、喧嘩をしない、悪口を言わない、悪いことを行わない等、身体全てで行います。
イスラム教徒になじみのない方は、修行のようで厳しいと思われる方もいるかと思います。しかし、イスラム教徒はこのラマダンを心の底から楽しみにしており、実際楽しみます。
それは、このラマダンは聖なる月とされ、良いことをすると他の月よりも多くハサナート(良いことをした時の天国へ入れるポイント)がもらえるからです。人口の90%以上がイスラム教徒のエジプトでは、ほとんどの人が断食を行います。そして、飢えを感じることで、貧しい人の気持ちがわかり、共感できます。貧しい人への施しや寄付も、このラマダン月には増えます。またイスラム教徒としての団結も強くなります。私個人的には、日没後すぐの、あの静けさが好きです。
断食というと、つらいというイメージを持つかもしれませんが、なぜ断食をするのかを知ることによって、イスラム教徒に対する見方も変わるのではないでしょうか。