2016.07.16
コスタリカの民芸品を代表するカレータというものがあります。
カレーターとは、植民地時代にスペイン人が持ち込んだ「牛車」で、
車がなかった当時は、一家に一台という大事な移動手段として使われていました。
他のラテンアメリカ諸国でもカレータは使われていたのですが、コスタリカだけ
カレータの荷台や車輪に幾何学模様のペイントをして、それが社会ステータスの
シンボルとなっていたのです。
また、地域ごとに特徴のあるペイントがされ、
カレータを見るとどこの地域の人かを見分けることもできました。
ペイントはもちろん手塗でおこなわれ、週末は、誰のカレータが1番綺麗で立派か
コンクールをするぐらいのこだわりようです。
私が思うに、このあたりからラテン人らしからぬコスタリカ人の几帳面さが
きていると思います。
19世紀中ごろから中央高原で収穫されたコーヒーを太平洋側のプンタレナスへ
運搬するため大活躍をした牛車は、コスタリカ人の生活や文化のみならず経済に
とっても切り離せない大事なもの。
現在でも田舎に行くと使われているカレータは、2008年に牛車を引く
去勢された牛と牛車使いの3つセットでユネスコの世界無形文化遺産に
登録されました。
現在、サルチという伝統工芸品の町には、ギネスブックにも載った世界一大きなカレータがあるので、是非訪ねてみてください!
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【ドカ・コーヒー農園見学+ポアス火山+グレシア教会+伝統工芸品の町サルチ1日ツアー】
https://activities.his-j.com/TourLeaf/SJO0018.htm
【コスタリカで温泉満喫!アレナル火山とタバコンリゾート】https://activities.his-j.com/TourLeaf/SJO0005.htm