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2017.02.25
コスタリカ旅行に興味のあるお客様から
「コスタリカのベストシーズンはいつですか？」
との問い合わせがよくあります。
インターネットや旅行の本では、
「12月から4月の乾季が観光シーズンで
観光におすすめ」と掲載されていることが
多いですが、一概にそうとも言えませんので、
ここでちょっとご説明をさせて頂きます。
・
＝起伏に富んだ地形と多様な気候＝
北緯８～11度の熱帯に属するコスタリカは、
貿易風の影響を大きく受け、
太平洋とカリブ海に挟まれ起伏に富んだ国土には
多様な気候や植生が存在し、
大きく分けて以下の６つの地域に分けられます。
１）北太平洋側の低地
２）南太平洋側の低地
３）カリブ海側の低地
４）カリブ海側の山麓
５）山地
６）高地
それぞれの地域で熱帯乾燥林、熱帯雨林、熱帯雲霧林、
熱帯湿潤林、パラモなど特徴のある気候帯及び植生がありますが、
各地域によって変化のある気候があり
一概に12月から4月の乾季が良いとは言えないのは、
以下の図を見て頂くと分かりやすいです。
(資料：コスタリカ気象庁）
上の図は、12月の全国平均降水量を色分けしています。
太平洋側は、ほとんど雨が降らない乾季ですが、
カリブ海側は、北部を中心に雨が多く降っています。
これは、北東から入ってくる貿易風の
影響を大きく受けているからです。
次の図を見てください↓↓
（資料：コスタリカ気象庁）
9月の全国降水量です。
雨季なので、雨が多いと思われるお客様は来ない月ですが、
カリブ海側南部は太平洋側と比べて雨が降っていないことが分かります。
これは、北東からの貿易風が弱まったため
太平洋側の湿った空気が入ってきているから
であります。
このように、地域によって気候がことなるコスタリカでは
一般的に言われる乾季や雨季にあまりとらわれないほうが
良いかもしれません。
・
＝旅の目的によってスケジュールを作る＝
エコツアーで、野生動物や自然現象などの
観察を目的とする場合は、その目的の野生生物が、
旅行に来た時に見やすいかどうか。
例えば、
ウミガメの産卵と言ってもコスタリカに来る5種の
ウミガメの種類によって産卵にくる時期も地域も
大きく異なります。
日本でカブトムシを捕まえに冬に山に行く人はいないように、
それぞれの野生動物や自然現象を心得たうえで
スケジュールを設定することが大切になります。
また、サーフィンなどをされるお客様も
時期によってベストなエリアがありますので、
訪問される時にどのエリアが一番良い波が
あるかなども事前に調べることによって
最高の思い出に残るサーフトリップとなります。
そういった意味でいえば、多様性に富んだ
コスタリカのベストシーズンは一年中とも言えますよ。
旅の目的と楽しみ方は十人十色、わざわざお越し頂く
皆さまのコスタリカ旅行が最良のものとなるよう
オリジナルアレンジをいたしますので、
いつでもお気軽にお知らせください。
喜んで相談に乗らせて頂きます！！
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