bodies トロピカーナホテルで行われているBODIESという展示会に行って来ました。

そこに展示されているのは、21の全身死体と260の本物の臓器なのです!


特殊な加工をしてあるので「ホルマリン漬けにされた生物実験室」的な生々しさは殆どなく、どちらかというと、美術館に近い展示会。とは言え、「死体を使ったアート」というコンセプトではなく、あくまでも学術的な配慮がされているので、「死体を見世物に・・・」という嫌悪感を感じる事もありません。物議をかもし出してもおかしくない内容だけに、学術的、且つ綺麗にみせる「観せ方」のバランスが絶妙です。


特殊塗料で染めた毛細血管に照明をあてたものなどは、「サンゴを使ったアート?」とも見間違うほどで、何だかリビングルームに飾ってあってもおかしくなさそうな、神秘的な美しさ。

筋肉や筋が見えるように加工された全身体を、バスケットボールやダーツを投げるようなポーズを取らせているものなどは、こうやって筋肉は伸びるのだ!という事が一目瞭然だし、関節や骨、頭蓋骨の手術を施した人がどのように処置をされるか、といった展示にも「うちのおばあちゃんのヒザはこうなっているのか!」など、思わず感動してしまったり。

神経のセクションでは「味覚を感じる神経は男性より女性の方が多い」という表示の前で、様々なカップルが「ほら!あたしの味覚の方が上なのよ!」などと息巻いていたのが笑えました。


ところで、人間の体の中で一番大きい臓器は何だと思いますか?

驚きの意外な答えは、BODIESの展示会にて・・・。


場所:トロピカーナホテル(2階)
時間:午前10時~午後10時
期間:未定(2006年末までは行う予定でいる、との事)

料金:大人$24、子供$16


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