昨日はスカイウォークの全貌をお伝えいたしましたが、本日は招待客が歩く前に行われた記念式典と記者会見の模様をお伝え致します。
日本のメディアでもたくさん取り上げられていますが、「グランドキャニオン」と一まとめにされている事が多いようです。
昨日も書きましたが、スカイウォークがあるのは、グランドキャニオン国立公園とラスベガスのほぼ真中に位置するワラパイ族居留区の中にあり、通常ツアーで訪れるグランドキャニオンではありません。
ラスベガスから車で行く場合は未舗装道路を10キロ以上走る必要がありますので、レンタカーなどで行く場合は、SUVやジープなどで行くようにしましょう。ツアーで参加する場合も、陸路の場合は激しく揺れますので、車酔いしやすい人はかなり注意が必要です。
さてさて、記念式典です。
まずは、ワラパイ族のパフォーマンスから。
民族衣装を着て、激しく踊る曲、手に羽を持った女性がなだらかに踊る曲、などいくつものダンスを披露。
途中、ワラパイ族の子供や、長老のスピーチがあったりして、華やかでありつつも、厳かな雰囲気でもありました。
確かに、観光収入をメインに映画撮影の誘致などで間口を広げていたナバホ族と違い、閉ざされた世界にいたワラパイ族。
スカイウォークのプロジェクトに関しても、かなりの賛否両論があったそうです。
記者会見では『確かに自然を自然のままにしている、とはいえないアトラクションでもあるが、この奇跡のようなプロジェクトを知ってもらう事で、我々の将来につながる事は間違いない』とプロジェクトの主要メンバーの一員であるワラパイ族のスタッフは答えていました。
記念式典の目玉が「FIRST WALK」と題された渡り初め。
ファーストウォークといえば、1969年に人類最初の月面着陸に成功したアポロ11号にて使われた有名な言葉。厳密にいえば、ファーストウォークをしたのはアームストロングでしたが、一緒に降り立ったのが、バズ・オルドリン氏。
スカイウォークのファーストウォークはオルドリン氏が行いました。
歴史的な宇宙飛行士であるオルドリン氏を迎えて、メディアもつい
「月面はどんな感じでしたか?」等
スカイウォークとは全く関係ない質問もとびだす始末。
「月面でのファーストウォークと今日のファーストウォークの違いは?!」
なんていう、答えに窮してしまいそうな質問にも、丁寧に答えるオルドリン氏。
ちなみに、
「全く違うけど、どちらもとてもエキサイティングでとても光栄な体験」
という素晴らしいお答えでした。
グランドキャニオン・ウエストリムのスカイウォークは3月28日に一般にオープンされる予定です。
勇気とお金のある方は是非お試しを!