2008.08.18

まだまだ続く、グランドサークルの旅です。


フルーツの美味しい、キャピタルリーフ国立公園を後にし、

アーチーズ国立公園に向かいます。

アーチーズ国立公園は、アメリカの国立公園の中でも

他に類を見ないユニークで多様な地形に加え

世界的に有名な、美しいデリケートアーチ(Delicate Arch)をふくむ、

2,000を超える自然が創造した砂岩のアーチを有する

素晴らしい国立公園です。



これらのアーチは、今現在でも少しづつ自然の作用によって浸食を受けており

1970年以降、すでに42のアーチが、侵食のために倒壊しています。

42のアーチの倒壊が多いか少ないかは個人的な感覚に任せるとして、

30年間で約40のアーチが倒壊した場合、
単純に計算したと仮定すると、

1,500年で、2,000のアーチが消滅することになります。


アーチーズ周辺の年間降水量は、年間250mm。


比較的に降水量が少なく、高山性の乾燥帯に属していることと

地盤が安定した大陸に位置し、地震がほとんど発生しないために

アーチの倒壊速度が比較的に遅いとおもわれますが

1,500年間の間に、消滅するアーチがある変わりに

新しく誕生するアーチもあるはずですから

単純に数学的に計算することは、愚かしいことです。


なぜ私が、このアーチの数にこだわるかと申しますと、

デリケートアーチという名前の示すとおりに

これら2,000のアーチが繊細に、地球の重力に逆らいながら、

見事にバランスを保って存在する姿をみていると

何とも刹那的に感じるからなのです。


もしも大きな地震が発生したら、

もしも落雷が直撃したら、

もしも台風が来てなぎ倒してしまったら、

この美しいアーチの家族を見ることができません!
是非、1日でもはやく観に来てくださいね。


アーチーズ国立公園は、『大自然の彫刻美術館です。』



アーチーズ国立公園のエントランス付近に

ビッグホーンシープ(大角羊)家族が登場しました。



強いオス一頭が、メスと子供たちを従えてハーレムを形成します。
弱い草食獣が、肉食動物から身を守るための自然の防御体制です。
国立公園内では、人間が危害を加えないの知っているかのように

自動車が横を通り過ぎても悠々と野草を食んでいました。


公園内のいたるところに、このようなアーチが散在しています。




まさにアーチになっているものから、

巨大に砂岩層が浸食を受けながら、アーチになろうとしているもの
かろうじて、重力に抵抗しながらアーチ型を保っているものなど、

さまざまです。


デリケートアーチに向かうトレイルの駐車場に車を止めて、

デリケートアーチに向かいます。




なだらかな巨大なナバホ砂岩層の上を歩いています。


ハイキングトレイルというよりも、岩登りという感じです。
私は、写真をとりながらゆっくり歩きましたので、

1時間近くかかりましたが、普通にハイキングだけを
楽しみながら歩くと、45分くらいで到着できます。


デリケートアーチまでの道しるべとして、石がつみげられています。




この石の道しるべに従ってハイキングしていくと

自然にデリートアーチまで到着できます。


この写真を見てるとどこを歩いてもよさそうですが、

所々急な斜面があったり、鋭角的な崖になっている場所もありますので、

足元の意思の道しるべを頼りにして、ハイキングには、十分注意してください。

デリケートアーチに向かうハイキングコースもかなりデリケートです。
       


デリケートアーチに到着です。
2,000もあるアーチのなかから選ばれ、

ユタ州のシンボルになっています!




最初にこのアーチが目に入ってきたときには、

周囲の雄大な景観に圧倒されて、

このアーチの大きさがよくわかりませんでした。


しかし、アーチの真下で、両手を広げて写真に収めたとき、

このアーチの大きさ、高さ13.7m、幅10.1m を感知することができました。



とにかく、このアーチの存在そのものがデリケートなのです。

なぜこの場所に
なぜ、このようなかたちで
なぜ、ここだけに


なぜが何度も出てくるくらいに、不思議にやさしくたたずんでいます。


写真では、上手に表現できていませんが、

巨大な砂岩の先端にぽつねんと立っているのです。


私たちが写真を取っている足場もかなりの急斜面で、

足を滑らせると怪我ではすまないような環境です。


高所恐怖症の方には、デリケートアーチを遠め目に傍観するだけで、

アーチの下までいくのは、不可能かもしれません。。。

それくらい急傾斜で、かつ、巨岩の先端のデリケートな場所に、

今にも崩れ落ちるのではないかと思うくらいに
デリケートに存在しているのです。


BY:JIMMY





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