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グランドキャニオンの魅力について語るには、

まず、地層の説明を避けて通ることができません。

ブログで紹介していますので、

これまでは、イメージできる写真を併記してご説明しいましたが
今回は、添付写真に見られるようなグランドキャニオンの地層が、

どれくらい古く、どのような歴史を過ごしてきたのか？、

なぜこの場所なのか？なぜ深いのか？

などなど、グランドキャニオンを訪れた人々が、

かならず出くわす疑問について、

徹底的に解説したいと思います。

グランドキャニオンの地層のすべて　（新しい上層部から古い下層部）

　１．カイバブ石灰岩層　：　（２億６千万年前）
　２．トロウィープ層　：　（２億６千２百万年前）
　３．ココニノ砂岩層　：　（２億６千５百万年前）
　４．ハーミット泥板岩層　：　（２億７千万年前）
　５．スーパイグループ層　：　（２億７千５００万年前～３億２千万年前）
　６．レッドウォール石灰岩層　：　（３億４千万年前）
　７．テンプルビュート石灰岩層　：　（３億７千万年前）
　８．マウダ石灰岩層　：　（５億年前）
　９．ブライトエンジェル泥板岩層　：　（５億１千万年前）
１０．テーピーツ砂岩層　：　（５億２千万年前）
１１．グランドキャニオンスーパーグループ　：　（７億４０００万年～１２億年前）
１２．ビシュヌ花崗岩変成岩層　：　（１６億８０００万年前～１８億４０００万年）

添付写真にも見られるようにグランドキャニオンを形成する

さまざまな地層は、すべて海底で構築されたものです。

そもそも、海か、大きな湖が存在しないと地層自体が、形成されません。
　＊一部風にって集積し、堆積したきめの細かい砂岩などは除く。

グランドキャニオンが、現在のような形状になる始まりは、

６００万年前と言われています。

１８億年前にマグマが吹き上げてきて

海底で冷やされ花崗片岩層が形成され

その上に地球の歴史とともに海洋生物の死骸や

海に流れ込む物質が徐々に堆積され、

それぞれの時代の地層が堆積岩となって鎮座していくのです。

これらの地層は、海の底でじっとしてはいませんでした。

あるときは、深い海の底で何億年も時を過ごしたかと思うと、

地殻変動によって、数千メートルも隆起し、

また、何億年も地表に姿をあらわし、

雨や風などの気象環境から侵食うけ、

個性的な色彩や形状へ変化していきます。

同じ砂岩層であっても鉄分を多く含む部分は、

地表に出て酸化し、赤く変色します。

カルシウムを多く含むプランクトンや

海洋生物（さんご礁、魚介類などの）の死骸が

堆積してできる石灰岩層は、

白い地層として見分けることができます。

この石灰岩層が、１メートル堆積するのに約６～７０００年、

砂岩層が同じ１メートル堆積するのに

約３０００年の年月がかかるのです。

グランドキャニオンは、隆起と沈降を繰り返し、

ある時代では、８０００メートル（エベレストよりも高い）以上
隆起したと思われる証拠が確認されています。

また、アメリカ大陸が今の状態に形成される時代において、

グランドキャニオン周辺の地域は、浅瀬の広大な海で、

この時代には、大領に流れ込む土砂や砂によって、

砂岩層が形成さえています。

その後太平洋の造山活動により、徐々に隆起してくるのです。

このようにさまざまなの地層が重なりあっているのは、

その時代時代に何が起こって、どのように変化したか
ということを証明することができる生き証人なのです。

地質学者にとっては、地層の１枚１枚が、

地球の歴史１８億年分の歴史年表を示す書籍のようなものだそうです。

世界遺産であるグランドキャニオンは、

今でも徐々に変化し成長していますが、

その速度は、私たち人間の感覚では、感知できないほど、

ゆっくりなものです。

おそらく、１０００年後にサウスリムからも同じ景観をみても、

周辺にある植物が変わっているだけでしょう。

グランドキャニオンの本当の素晴らしさ、魅力は、

目に見える視覚的な美しさ、大きさだけでなく、

１８億年という途方もなく長い地球の歴史とともにあることを認識し、

見るだけでなぜか癒される未知のエネルギーを
感じることができることではないでしょうか？

ルーズベルト大統領が、このグランドキャニオンを訪れて、

私たち子孫が一度は訪れなければならない貴重な人類の財産として、

国立公園に制定しています。

私がどのように文章を書いても

グランドキャニオンの本当の魅力は、

皆様にお伝えすることができません。

是非、一度、グランドキャニオンに訪れてください。

訪れた方だけが受け取ることができる地球からのギフトが、

このグランドキャニオンなのです。

ＢＹ：ＪＩＭＭＹ

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