今回からは、ブライトエンジェルポイントを
数回に分けてお伝えします。
このブライトエンジェルには、いろいろな特徴があり、
一度では、紹介しきれないほど多くの情報量がありますので、
観光ポイントの特徴だけでなく、宿泊施設、グランドキャニオン鉄道の駅、
ハーミットレストへ行くシャトルバスの中継地点、
などなど、いろいろな視点からご紹介させていただきます。
ブライトエンジェルには、ブライトエンジェルロッジを中心として、
グランドキャニオンで最も高級なエルトバーホテル、
そして、サンダーバードロッジ、マズイクロッジなど、
宿泊施設がこの地域に集中しています。
これらは、すべて徒歩圏内で、
グランドキャニオンのリムトレイルまで容易にアクセスできるし、
各ホテルの設置されているレストランも充実しているし、
また、ホピハウス、ブライトエンジェルロッジ内の
ギフトショップなどグランドキャニオンならではの
お土産や資料も手に入れやすい利便性があります。
エルトバーホテルは、歴代大統領が訪れた際に宿泊される
由緒ある高級ホテルです。
グランドキャニオン側のルームからは、
宿泊しながらのキャニオンビューが魅力的です。
グランドキャニオン鉄道の最終終着駅は、
このブライトエンジェルです。
1日、1便しかないこの高山鉄道の乗客は、
例外なくこのブライトエンジェルで下車します。
1日観光のお客様は、このブライトエンジェルで、
数時間過ごして午後の便で、
また、ウイリアムに向かって帰路につきます。
宿泊するお客様は、宿泊する日程にあわせて思う存分、
グランドキャニオンを堪能することができます。
宿泊することによって、サンライズ、サンセットのグランドキャニオンが
美しく色彩的に変化していくシーン。
まさしく、荘厳な地球のドラマを体験できます。
グランドキャニオンシャトルバスは、
3つのルートで構成されており、
天然ガスを燃料として地球に優しいエコバスとして、
無公害、無料で利用することができます。
シャトルバスは、日中は15分おき、
朝日、夕日の時間帯は、30分おきに運行されており
非常に便利です。
皆さんのスケジュールにあわせ、余裕を持って行動してください。
1.赤色のルート:
ハーミットレストルート ブライトエンジェルから西側に向かうルート。
2.青色のルート:
ビレッジルート ほぼサウスリムの中央を巡回するルート
西側の中継点が、ブライトエンジェル、東側の中継点が、マーサーポイント。
3.緑色のルート:
カイバブトレイルルート マーサーポイントから東側に向かうルート。
ブライトエンジェルロッジのエントランス。
年間500万人が訪れるグランドキャニオンということを考慮すると
驚くべき小さなホテルです。
グランドキャニオンの宿泊施設は、
営利目的の利潤の追求が目的ではありません。
自然保護を大前提として、
利用者の便宜をはかっているだけですので、
スパやプールなどありません。
『何ヶ月もかかってやっと予約することができた。』
『やったーラッキー!』
と、ものすごく人気があるホテルに宿泊できる
という大きな期待は、禁物です。
都市型のリゾートホテルをイメージしているとひどく落胆するでしょう!
ブライトエンジェルロッジのチェックインカウンター(フロント)です。
グランドキャニオンのノースリムから切り出された松材や、
グランドキャニオンで採掘された岩石などが
建築素材として使用されています。
コカコーラの自動販売機まで、グランドキャニオンでした。
ホテルのフロント脇に資料館が併設されています。
ここでは、グランドキャニオンの観光事業の発展に
貢献したフレッドハーベイファミリーの歴史や、
キャニオン内の建築物に携わった、
19世紀初頭の女性建築家 メリージェーンコルター女史の歴史や
建築物に関する資料が充実しています。
ホテル内のギフトショップ。
品数が充実しています。
ブライトエンジェルロッジのお部屋。
まさしく山小屋です。
チェックインを済ませて各自のルームの場所を確認してから、
それぞれのロッジが個別にデザインされており、
自分の車で乗り付けるようになっています。
車で来ることが前提に設計されています。
見た目は、山小屋タイプで、期待はずれな感じですが、
室内は、清潔で快適です。