今回のブログでも、見所、アクティビティーの多い
ブライトエンジェルポイントをご紹介します。
ブライトエンジェルロッジとシャトルバスの
中継地点の間に、ミュールツアーの出発場所があります。
ミュールとは、メスの馬とオスのロバを交配させて
人工的に繁殖させた気性の優しいラバです。
ミュールとミュール同士で繁殖ができないために、
このミュールは、1頭のみで生涯を終えます。
グランドキャニオン近郊の牧場で、
繁殖され飼育、調教されたミュールが、
グランドキャニオンの谷底までの移動手段として
送り込まれるのです。
野生の馬は、人間になれるまでに時間がかかり、
気性が激しいためにこのツアーには不向きです。
ミュールは、馬とロバの性質の良い部分を
バランスよく遺伝で受け継いでおり、忍耐力があり、
優しい性格で人間にもなつきやすく、
それでいて底力があります。
両目の位置が、横側についているのも特徴のひとつで、
自分の4本足をいつでも確認できるので
狭いトレイルでもしっかりと自分の立ち位置を確認し、
崖から足を踏み外すこともなく、
安心して乗馬することができます。
このミュールツアーに参加する条件は、
1.しっかりと英語が話せること。
ミュールが英語で調教されており、同行ガイドも英語で指導します。
予約があっても、当日「この英語力では無理」と
判断されるとその場で断られてしまう事も。。。
2.体重が、100kg 以下であること。
さすがのミュールも体重100kg以上になると
体力を消耗し動けなくなります。
このミュールツアーに参加したい方は、
英語をしっかり勉強して、体重をコントロールしてください。
夏期は、ものすごく大人気のツアーでほぼ満員になります。
ホテルの予約をあわせて、余裕を持って、早めに計画いたしましょう!
このミュールのツアーを眺めていると、
グローフェのグランドキャニオン組曲が
自然と頭の中に流れてきます。
きっとグローフェもこの光景を見て作曲したのでしょうね!
グランドキャニオンの渓谷をひづめの音がこだまします。
何とも情緒ある光景ではないでしょうか!
ブライトエンジェルポイントに列を作って進む
ミュールツアーのグループが見えますか?
つづら折れの急なトレイルをゆっくりと上がっていています。
早朝にスタートしたミュールツアーは、
プラトーポイントまでいって、折り返してきます。
この短いコースが1日日帰りで、
午後2時~3時ごろには、
ブライトエンジェルポイントの出発点までもどってくる
プラトーポイントまでを往復するツアーです。
先導するガイドに従って一列のラインになって行動します。
さあ!もうすぐ終点のブライトエンジェルです。
この自然にできたトンネルをくぐると、
もう、グランドキャニオンの頂上が見えています。
あと、すこし!
この時点では、おそらくお尻が摩擦でこすれて
大変なことになっているはずです。。。
赤い袖の少年と、その後ろの青いシャツの少年は、
おそらく13~15歳の少年でした。
お父さん、お母さんと一緒にファミリーで
このツアーに参加したようです。
このツアーが終了したときの感動、達成感、
家族としての連帯感など、
きっと一生の思い出になるとでしょうね!
きっと少年たちのお母さんだと思います。
ミュールツアーのトレイルと
私たちがハイキングで歩くトレイルは、まったく同じコースです。
このようにミュールツアーが通過する場合は、
速やかに岸壁のほうに移動して、
ミュールの通行を妨げないように気をつけてください。
このハイキングコースを歩く上での
ルールになっていますので、守ってくださいね!
ミュールツアーを待っていると、
またもやカリフォルニアコンドルに遭遇。
ブライトエンジェルポイントでは、
圧倒的にコンドルに遭遇する機会が多いですね。
私の自慢の写真です。
写真がうまいとか、技術的なことではなく、
このような場面、環境に遭遇できたことに感謝しています。
絶滅に瀕しているコンドルが、
目の前に飛翔しており、天候にも恵まれ、
また、カメラに300mmの望遠レンズをも装着していたので
このような写真を取ることができました。
私とコンドルの一期一会、このご縁に感謝しています。
BY:JIMMY