Mooney Falls は、1882年に
James Mooney によって発見され、
彼の名前に由来しています。
滝の落差 64m は、このハバスの地区にある
4つの滝の中では、最大の落差を誇ります。
滝の幅は、広くありませんが、
この落差だけを比較するとナイアガラの滝よりも高いのです。
グランドキャニオンのなかでも秘境中の秘境、
ムーニーの滝についに到着しました。
美しいという形容詞だけでは、
この滝の本当の魅力を紹介することができません。
美しいのは当然として、人知の行き着くところを遥かに超えた
神秘的な世界、偉大な自然に対する畏怖の念、
グランドキャニオンそのものの尊厳や威厳、ある種の無常観。
とにかくさまざまな思いが、この滝を見た瞬間に湧き上がってきました。
ナイアガラの滝、華厳の滝、白糸の滝、さまざまな滝を見てきて、
それぞれに存在感があり、感動したのですが、
このムーニーの滝だけは、それらの滝とは違う何か?
を感じました。
なぜこんな場所にそれが、あるのだろうかというミステリアスな疑問?
そして堂々たる存在感。
まぶしく、青く緑に輝く、水の色彩は、あまりにも美しいために、
ここでもまた、人工的に手が加えられているのではないかという
疑惑が湧き上がりそうになります。
人間の視覚だけでなく、この滝の前にいるだけで、
だんだんと癒されている自分に気づかされます。
豊かな太陽の日の光と豊かな水の流れが、
この場所に集中して集められているように感じます。
美しいものを見て、ふれて、感じることに何の理由も要らないのでしょうね。
美しいものは、美しい、それが答えのようです。
ムーニーの滝に到着しました。
川の流れに沿ってトレイルが続いており、
トレイルに従ってハイキングしていると
突然右手の方向にこの光景が出現します。
この場所から、滝つぼを覗き込むだけで、
高所恐怖症の方は、めまいがするくらい高低差があります。
滝つぼ付近に子供たちが、いるのがわかりますか?
ムーニーの滝の大きさが比較できると思います。
滝の周辺の岩肌は、キャラメルのように侵食を受けて変形しています。
地中に含まれる石灰岩の成分が水に溶け出して、
鍾乳石のように成長しているのでしょう!
ムーニーの滝の周辺には、至るところに浸食を受けて
自然に出来上がった小さな洞窟のような洞穴が沢山あります。
小さな洞窟の中にも、鍾乳石のようにツララ状になって
成長している岩肌が美しく、ユニークな形状をみせてくれます。
この鉄製の手すりが、何か危険な存在を予感させますね。
この場所が、ムーニーの滝つぼまで降りる急なトレイルの入り口です。
高所恐怖症の方は、おそらくここから進めません。
今度は、人が一人しか通れない完全なトンネル遭遇しました。
大きなアメリカ人にとっては、
背中に背負ったバックパックが邪魔になったり、
からの角度を右に左に、反転させながら苦労して、
ようやく通り抜けができるほどの小さなトンネルが、
ムーニーの滝つぼまでの最短ルートです。
小さなトンネルを抜けるとそこに、
美しいムーニー滝つぼが、姿をあらわしました。
不安と恐怖に包まれながら進んだ苦労が一気に開放された瞬間です。
滝つぼまでは、もうすこしですが、そこには、最後の難関が待っています。
BY: JIMMY
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