デスバレー国立公園は、名前が示す、

『死の谷』というイメージは、かけ離れて、

塩の大地、広大な砂丘地帯、鉱物が地表にあらわれ、

美しい色彩を演出する美しい公園です。


この公園は、例年の降水量を大幅に上回る

豪雨のため

(地球温暖化の影響でしょうか?

デスバレーは、年間降水量がゼロの年もあるくらい

降水量の少ない場所です。)
国立公園に通じる主要道路がすべて崩壊し、

1年以上、公園が閉鎖されていました。



今回は、再開されたデスバレー国立公園を改めて紹介いたします。


撮影時にデスバレー全体が、厚い雲に覆われていましたので、

静かで、寂寥感のある雰囲気が伝わるように、モノクロで撮影しました。



デスバレー国立公園のサイン。

H.I.S. ラスベガス支店便り


この周辺から大きく道路が崩壊してしまい

公園内に進入することができませんでしたが 
完全に舗装され見事に復活しています。


H.I.S. ラスベガス支店便り


バッドウォーターポイント。
地球の西半球でもっとも低い大地です。
海面下 85.5mのサインが示すように、この大地は海の底なのです。
かつてアメリカ大陸が、太平洋プレートの移動により

徐々に隆起し始めました。



このバッドウォーター大地は、西海岸が浅瀬の海であったことを

証明する『真っ白な塩』の大地です。
バッドウォーターの名前の由来は、この景色が示すように、

わずかに残る泉の塩分濃度が非常に高く
人間はともかく、動物も飲むことができないほどの

『Badwater=悪い水』なのです。





バッドウォーターの駐車場から約10分間くらい

ハイキングし折り返してみた風景です。


H.I.S. ラスベガス支店便り


巨大な力によって押し上げられ、地層の文様が見えます。
この地域で、地層が見えること自体が、

かつては、この地域が海の底か、大きな湖であった証明です。
そして、徐々に周囲の地層が持ち上げられ山脈を形成し、

デスバレーが盆地として取り残されます。
その後、浅瀬の巨大な湖に変化し、水分が蒸発し、

広大な塩の平原が出現しました。         



バッドウォーターの塩の結晶。

H.I.S. ラスベガス支店便り


昨年の豪雨の影響が残っており、

塩と地表の泥や砂が混じって固まりになっています。



写真4と比較してください。


H.I.S. ラスベガス支店便り
従来のデスバレーの乾燥気候に戻って、

泥や砂が風で吹きとばされ、塩だけの結晶が残ると
このような美しい風景が再現されます。


つづきます・・・

BY:JIT



この記事でご紹介している『デスバレー国立公園』

HISでもツアーを取り扱っております。

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