今日は飛行機でのお子様ひとり旅行を紹介します。
お子様のひとり旅のことを英語では
Unaccompanied Minor
(アナカンパニード・マイナー)
と呼びます。
みなさん、ご存知でしたか?
なんと、どの航空会社も
5歳から一人で飛行機に乗って旅行できるんですよ!
5~7歳までは直行便のみ、
8歳以上は経由便(乗り継ぎ)の使用も可能になります。
基本は、5歳から11歳までの子どもが
お子様ひとり旅とみなされます。
航空会社の人や空港職員が、ゲートまで案内してくれたり、
機内で世話をしてくれます。
殆どの航空会社では12歳以上になるとお子様とはみなされず、
航空会社の人のお手伝いはつきません。
但し航空会社によって、規定やお子様ひとり旅追加料金など、
決まりごとはさまざまです。
どの航空会社も、こどもひとり旅の場合は
大人料金で航空券を購入する必要があります。
個人的な意見ですが、国際線であれば
サービスの良い日系航空会社がお勧めです。
特に初めてのお子様ひとり旅で親子共に不安であれば、
JAL、ANAを利用してみてはいかがでしょうか?
JAL、ANAはひとり旅特別料金はなしです。
ANAの場合、格安大人運賃は使えません。
荷物を預けて、セキュリティゲートより
航空会社の職員さんが連れていってくれます。
このポイントでお別れです。
万が一飛行機が遅れる、キャンセルになるなど、
フライトに何があるかはわかりませんので、
ここでお別れをしても
飛行機が離陸するまでは空港で待っていてください、
と言われます。
米系航空会社はひとり旅料金を別途徴収しています。
ユナイティッド航空 は片道につき$99。
デルタ航空は片道につき$100。
(お子様ひとり旅の年齢を5歳~14歳と設定)
アメリカン航空は片道につき$75。
(お子様ひとり旅の年齢を5歳~14歳と設定)
シンガポール航空はひとり旅料金はなし。
ただし、格安大人運賃は使えません。
上記航空会社で、日系と違う点は、
セキュリティゲートも保護者が一緒に付き添います。
親も搭乗券のようなもの、
「子どもの付き添い」、と書かれた紙をもらうので、
IDとこの紙を見せてセキュリティチェックを通過します。
そして子どもを飛行機が出発するゲートまで連れていき、
搭乗開始の時間を待ちます。
搭乗開始になったら、空港職員が飛行機内へ案内してくれます。
このとき、優先搭乗で案内されますので、
一般の他のお客様よりも先に機内へ入っていきます。
ひとり旅を予約・購入するとき、
必ず送る人と迎えに来る人の名前・住所・電話番号と
搭乗者との関係を航空会社にお知らせしなくてはいけません。
また見送り・迎えの時には、保護者はその情報と一致するか
身分証明書の提示が必要です。
5歳から…国際線をひとりで旅行させるなんて心配、
という保護者の方もよくいらっしゃいます。
でもよく考えると・・・
日本の電車やバス
であれば、
どこか途中で間違って降りてしまわないか、
迷子にならないか、という不安もありますが、
飛行機は途中下車がありませんので、
乗ったら着陸までずっと機内ですから、とっても安心です。
機内では、ひとり旅のお子様には、
フライトアテンダントがケアしてくれます。
喉が渇いていないか、お腹は空いていないか、
もちろんフライト中ずっとではないですが、
面倒を見てくれるので大丈夫!
また大事なもの、パスポート、永住権、搭乗券、
e-ticketレシートの控えなどは、
あらかじめ封筒にすべてまとめて入れてくれ、
子供ではなく、航空会社の人が管理してくれるので、
失くすす心配もいりません!
長時間のフライトでは退屈しがちですが、
今は殆どの機材に個人モニターTVがついていますので、
映画を見たりゲームをしたりして過ごせます。
子供のお気に入りのおもちゃ、ゲーム、本などは
持たせてあげればベターです。
お子様にはキッズミールも用意してくれます(要事前予約)。
到着すると入国審査や荷物の受け取りは
航空会社の人もしくは空港職員が付き添いで全てやってくれます。
税関を通り、外へ出れば、
お迎えに来ている保護者に子供が引き渡されます。
これで無事、ひとり旅が完了~!!!!
アメリカ在住の方、
夏休みは日本の親戚の家に子供を送るのも良いアイデア。
また、日本にお住まいの子供たちも、
アメリカに親戚がいるなら、ぜひ旅をさせてみてはいかがでしょうか?
一人で旅行することにより、
世界が広がる・自立心が育つと思いますヨ。
BY:AK