ラスベガスとミュージシャン
2012.10.16
ラスベガス、と繋がるミュージシャン、をご紹介!第3弾は、真打登場、ザ・キラーズ、です。
これまでご紹介した、エルビスやセリーヌ、は、
出身はラスベガスではないのは周知の事実。
有名になってからベガス住み始めた人は結構いるものですが
ラスベガス出身、という有名人はそんなにいません。
・・・というより、ラスベガス、という街自体が、長期で住む人が少なく
生まれも育ちもラスベガス、という人自体が結構珍しい存在だったりします。
三代住んで初めて「江戸っ子」と名乗れる、とも言われますが
まさに、三代ラスベガスに暮らす生粋のラスベガンとして
おそらく最もポップミュージック界で有名なのは、
ザ・キラーズのフロントマン、ブランドン・フラワーズ以外にはいないでしょう。
というわけで、今日は、ザ・キラーズとラスベガスのつながりについてご紹介!
ザ・キラーズのアルバムには、
そこかしこに、ラスベガスネタが詰まっていて
ラスベガス出身である事を、常々誇らしげに語ることでも有名です。
インタビューなどでも
「まわりにはロサンゼルスとかに行きたがるヤツが多かったけど自分はラスベガスが大好きだし、この街で暮らしている事に、常に感謝していたんだ」
などと語っており、もはや、名誉市民として表彰されてもよさそうなほど!
たとえば、最新アルバム。
バトル・ボーン/ザ・キラーズ
¥2,548 / Amazon.co.jp
BATTLE BORNというのは、
州旗や免許書にも書かれている
ネバダ州の標語のようなもの。
たとえば、ネバダ州民である私の免許書の裏にも、しっかりとバトルボーン!
このアルバムは、キラーズが所有するラスベガスにある
レコーディングスタジオ、バトルボーンで作られたのだとか。
モトリークルーやエルトンジョンも、レコーディングにつかってるそうですよ。
他にも、セカンドアルバムの、サムズタウン。
サムズ・タウン/ザ・キラーズ
¥1,980 / Amazon.co.jp
コレは、ラスベガスのローカルカジノから名前が取られています
コレがサムズタウン・ホテル&カジノ。
ホテルの中にはボーリング場や映画館もあり
ギャンブルだけでなく、市民が色々楽しめるように作られているのが
ローカルカジノの特徴です。
ホテルの直ぐ裏手には、RVパーキングがあり
キャンピングカーの一時宿泊や、
キャンピングカーで定住する人などが集まる一角があります。
このジャケットも、その辺りを意識しているのではないでしょうかね。
フロントマンであるブランドンのソロアルバムは、
もう、ラスベガスまんま、のオンパレード。
- フラミンゴ/ブランドン・フラワーズ
- ¥2,500 / Amazon.co.jp
窓の外に広がるのは、ラスベガスの夜景ですし、
タイトルからして、フラミンゴ
フラミンゴ、というのは、ストリップど真ん中に立つ
ぎらぎらネオンで知られる、老舗ホテルです。
ラスベガスを、今のメガリゾートに導いたのは
このフラミンゴの成功があってこそ。
【フラミンゴに関する過去記事はコチラ】
そして、ラスベガスの中央を東西に通る大通りの名前も
フラミンゴ・ブルーバードといい、
セカンドアルバムの由来になってるサムズタウンは
フラミンゴ・ブルーバード沿いに立っています。
とあるインタビューで
「フラミンゴ通り沿いにあるレコード屋で良く買い物をしてたんだ」
と答えていましたが、
これは、10年くらい前まであった、タワーレコードのことじゃないでしょうかね~。
一曲目のタイトルは、直球ど真ん中、
「Welcome to Fabulous Las Vegas」
通称「ウェルカム・サイン」と呼ばれる、
ラスベガスのシンボルに書かれている言葉。
直訳すると、「素晴らしいラスベガスへようこそ!」って感じですかね。
アルバムネタ以外にも、
何しろ地元民だけに、ネタは沢山。
たとえば、キラーズが生まれたのは、
ブランドンが、ココ、ハードロックホテルにあったライブハウスJOINTにて
(今は、リノベーションしてコンサートホールになっています)
OASISのライブをみた事がきっかけだったとか。
数年後、自分も同じステージに立てた、というのは、ちょっと凄いですよね。
他にも、ブランドンはキラーズが成功する前、
シーザーズパレスのベルボーイとして働いていたそうですよ。
ファンの方は要チェック!
あと、ブランドンのおじいさんは
レイクミードで釣りをして、魚売りをしたりしていたのだとか。
レイクミードはラスベガスから車で30分程のところにある巨大な人口湖。
国立公園当局が管轄する、ナショナル・レクリエーションエリア、として指定された
ラスベガス市民憩いの場、です。
グランドキャニオンに行く時、ラスベガスを離れて直ぐ左側にでてくるので
結構観光客の方々も目にする事も多いかもしれませんね。
キラーズ・ファンの方々はラスベガスを
通常の観光とは違った目で楽しめるのではないでしょうか?
BY:AY