イベント 2012.11.01

4年に一度行われる、アメリカ大統領選挙。


日本と異なり、国民が直接投票する仕組みである事と、

解散総選挙を繰り返す日本と異なり、基本4年に1度しかしない事から

国をあげて、かなり盛り上がる行事です。


正確には、国民の投票だけで全て決まるわけではありませんが

選挙解説ブログではないため、細かいポイントは外してます。

あしからず・・・


今回は、アメリカ選挙の流れを紹介してみたいと思います。


アメリカで投票権を得るには、いくつかの条件が必要です。


①アメリカ国民である事

永住権や労働ビザ、学生ビザ、などで滞在している人には

選挙権はありません。

生まれながらのアメリカ人はもちろんですが、

帰化してアメリカ国籍をとった場合もOKです。


②18才以上である事

20歳で全て解禁!という日本と異なり、

アメリカは、ものによって解禁年齢がまちまちです。

選挙は18歳、お酒は21歳など・・・


③選挙登録をしている事

日本のように、アメリカには戸籍がないので

アメリカ国民=選挙権、としての把握ができないのだとか。

そこで、選挙に行きたい人は、予め登録をして

「投票権」を得る必要があります。


①②を満たしていても、選挙登録をしていないと投票にはいけません。



というわけで、まずは選挙登録をしてみました!

ラスベガスがあるネバダ州での一例です。

(日本と違い、各州で方法や内容は異なります)


昔はいちいち登録所に行かなければならなかったそうですが

今はオンラインで簡単に登録も出来ちゃいます♪


H.I.S. ラスベガス支店便り



H.I.S. ラスベガス支店便り


自分の情報を入力し・・・


言語は、英語、スペイン語、タガログ語(フィリピン語)の3つが選べます。

日本語はありません~。

この言語は、ネバダ州の住民の割合によって変わるので

他の州だと選べる選択肢が異なるかもしれません。


H.I.S. ラスベガス支店便り




自分が支持する政党を選びます。

まだ選挙じゃないのに、ココで政党を選ぶ、というのが不思議です。


H.I.S. ラスベガス支店便り


とはいえ、この場で民主党を選んだ場合でも

選挙当日に、共和党の候補者に投票する事もできるので、

コレはアンケートみたいなものなのですね。


このアンケートを元にするのだと思いますが

州ごとに、支持政党が判別されています。


民主党=リベラル派、共和党=保守派、というのが基本スタンス、で

カリフォルニアは民主党、テキサスは共和党、などが代表的な

ほぼ、ガチな州。

カリフォルニアで共和党候補者(今回でいえばロムニー)が勝つ事は稀ですし

テキサスで民主党のオバマが選ばれる可能性はほぼないでしょう。


ネバダ州を含む数州は、スイングステート(ゆれる州)と呼ばれ

どちらにもなりえる州。


なので、選挙運動も、ほぼ決まってしまっている州よりも

可能性の高い、スウィングステートを中心に廻ってきます。

今年も、オバマもロムニーも、何度もラスベガスにやってきました。


最初のうちは、「オバマがくる~!」なんて、

ミーハー気分で喜んで(?)ましたが

大統領が来る=道路・空路規制=渋滞が起こる=ツアーにも支障

・・・などと、常に嬉しい物ではないので、

選挙も後半に差し掛かってくると、

「又来るの~?」と、ちょっとウンザリ感も否めず。shock


H.I.S. ラスベガス支店便り



しかも、テレビ広告も半端なく、選挙一色になります。


H.I.S. ラスベガス支店便り



アメリカのCMは相手を貶めて自分の良さをアピールする、という戦略を良く使うため、


「オバマには任しちゃおけない!」

「ロムニーは信用できない!」

「あいつはこんな事をやっていた」

「コイツはあんな事を言っている」

などの悪口大会になったりして。。。


H.I.S. ラスベガス支店便り


新聞の投書欄などでも

「悪口だけじゃなく、もっと自分の戦略を言え!」なんて声も良く見かけるので

アメリカ人もそう思ってるみたいですね。。。。


これも、スイングステートの特徴らしく

ほぼ固まってる州では、こんなにTVCMもやらないのだとか。




これで、登録はおしまいです。



数日経つと、選挙登録のカードと

候補者や、投票内容が書かれた冊子が送られてきます。


つづく・・・


BY:AY

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