先日、ハートランドマンションに行ってきました。
ここは、昔から挙式やイベントなどで使われているお屋敷なのですが、作り物の多いラスベガスにおいて、珍しく由緒のある"本物"です。
建てられたのは1940年代と、それほど古くはありませんが、以前はハワード・ヒューズ(映画”アビエイター”のモデルになった人物)やエルビスプレスリーなどが住んでいたお屋敷ということでも有名です。
その後、1970年代に当時テレビやショーで有名だった”トニー・ハート”というアーティストが購入して、それ以降はパーティーや挙式、イベントなどの施設として貸し出されています。
ロバートデニーロと、シャロンストーンの出ていた”カジノ”という映画の舞台もここ。
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ここでは数え切れないほどの有名人が挙式をしたり、歌ったり、パーティーをしたり…
そのメモリアルがびっしりと壁に飾られています。
なぜ、こんなに有名人が訪れるのか…。
ここのオーナーである”トニ・ハート”は、今も現役でこのイベント会場を取り仕切っているのですが、トニー本人が有名人…というだけでなく、サポートしている息子や娘も、基本はショーやテレビの舞台で活躍する人たち。
ハート家は一家揃って芸能に携わっているのです。
息子のラリーはマイケルジャクソンのプロデュースなどで、2度もグラミー賞を受賞してたり、、、。
もともとは、知り合いの有名人にお忍びでパーティーが出来る環境を提供していたことが発端だとか。
今までにも問い合わせをしたことは何度かあったんですが、実際に中に入ったのは今回が初めて。
一般開放されているところではないので、中を見る機会もそうそうないんです。
外からだと、ちょっと古びていて、”大丈夫?” という感じなんですが、中に入ってみてびっくり。
外とはまるで別世界です。
入り口で、”トニー”おばあちゃんと息子のラリーとゲリーがお出迎えしてくれました。
ハート一家に会えるなんて、それだけでかなりの興奮ものです。
パーティーの下見に来たんですが、部屋を見る前に”トニー”おばあちゃんのお話が始まりました。
それはまるで、小説のよう。
遠い存在のはずの有名人が、近所のお友達のようにどんどんと話に出てきます。
聞く話がすべて、現実味を帯びていなくて夢物語のようでした。
”この道沿い(ハートランドマンションの前の道)にバグジー(最初にラスベガスに進出したマフィア)が住んでたんだよ”
とか、
”この壁に飾ってあるのは大統領の就任式の招待状だよ”
とか、
”これは私の先祖が”アメリカ独立宣言の署名をした時の証明書だよ”
とか、
マイケルジャクソンと一緒に写っているラリーの写真を見せながら…
”これはグラミーショーの授賞式の時の写真だよ”
とか、、、
この他にも書ききれないほど、たくさんの逸話が出るわ、でるわ、、、
トニーの話を聞くだけで、1日があっという間に終わってしまいそうな感じでした。
実際のハートランドマンションの様子は…というと、
豪華絢爛!!
壁には無造作に、本物の”シャガール”の絵が飾られていたり、
エルビスが実際に暮らしていたベッドルームが見れたり…と、
さながら博物館のようでした。
マイケルジャクソンもお泊りしたことがあるそうですよ。
中には、そのマイケルにお土産でもらったというオブジェなんかもありました。
入場料をとって、公開すれば良いのに…と思うのは、一般庶民の発想なんでしょうか。
彼女たちにすれば、別に生活の一部なので、特別なものではないんでしょうね。
夢の国のようなハートランドマンション。
パーティーなどを検討されている方は、是非お問い合わせくださいね。
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BY:み