ホテル 2015.06.22
ラスベガスでは毎年4~5月にかけて子供向けのサイエンスフェスティバルが行われています。
いろんなカジノの裏側を見れるツアーがあり、いくつか参加してきたのですが、一番面白かったベラッジオの噴水ショーの裏側ツアーを紹介します
なかなか一般の人が入れる場所ではないので、大人もワクワクドキドキ。何を見ても聞いても「へぇ~」「ほ~!」と関心するばかりでした。
噴水ショーの舞台裏は、人間とカモとの共存地帯。
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水のあるところにはカモが集まり、毎年年に2回産卵の時期があってカモが常に生息しているそうです
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作業場にはバタバタとカモが飛び交っていました。
さて、噴水が上がる湖の水の量、75,710,000リットル。数字が大きすぎてピンと来ませんが、25mプールですとおよそ140個分!
噴水ショーが始まったのが17年前の1998年。なんときっかけはディズニーランドの噴水ショーなのだそうです。
ディズニーランドで噴水ショーを観たベラッジオの担当者が「これをぜひラスベガスでもやりたい!でもどうせやるならディズニーのものよりももっとスケールの大きいもので!」と、この噴水の機械の会社にコンタクトを取り、ベラッジオの噴水ショーが誕生した、というわけです。
まさかディズニーからヒントを得ていたとは、ちょっとしたトリビアですね。
さて、こちらが噴水の水しぶきを噴出している現在の機械。
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4つのライトに、真ん中のノズルから水がプシュー、と飛び出してくる仕組みです。
旧式の機械はこんなシンプルなものだったそうです。
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打ち上げる機械も、どんどんといいものに改良されていっているんですね。
さて、この水を打ち上げる機械の中にはコンピュータがびっしり。
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このコンピューターが故障をしたり調子が悪いと、一旦噴水から引き上げられ、PCに接続してチェックします。
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約30人のエンジニアがいて、機械の整備や新しいショーのプログラミングなどを手がけているとのこと。
ちなみに新しい音楽が採用されて新しい噴水のショーを作るときはすべてコンピューターグラフィックで水の動きや強さなどを調節・設定して、最終確認のときだけ実際に水を打ち上げてやるそうです。全てコンピューターで作業が終わってしまうんですね。
この裏側ツアーは午前中で普段は噴水ショーの時間ではありませんでしたが、特別に水の上がり具合を見せてくれました。
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この日は風がとても強く、通常であればショーはやらない風速を記録していました。
写真でも見てわかるように、風が強いとキレイな曲線が描けず、水が飛ばされてぼやけてしまっていますね。
絶対に観れない風の強い日の噴水ショーだったので、これも観る価値アリでした。
噴水にもいろいろ種類があり、曲線を描く噴水もあれば、写真手前のように、ただまっすぐに水を打ち上げるのもあります。
その機械がこれ。
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右端の「スーパーシューター」は272リットル、およそ25mプールの半分の水の量を打ち上げることができる機械です。
無料で見れるベラッジオの噴水ショーの裏側には、こうして人の手による念入りなチェックや支えがあって成り立っているんですね~。
最後に、このカモですが、ショーが始まるときはちゃんと噴水から離れるそうです。
カモもわかっているんですね。
「噴水にカモが当たって打ち上げられたことはないの?」という質問に対してのベラッジオの方の答えは「今までに水が当たってカモが死んだことない」ということでした。
ラスベガスに来たなら一度は観ておきたい噴水ショー。
皆さん次回観るときはちょっと違った目線で観賞してみてくださいね。
BY AK

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