ラスベガスは元々は巨大なモハベ砂漠のオアシスなので
実は今でも湧き水スポットは市内に幾つか残っていて、
市、郡、州が管轄する巨大な自然保護公園が複数あります。


ちなみに、
先日の記事シルクドソレイユのイベントが行われたSpring Preserve
同じく、湧き水スポットとして保護されているパークの一つ。


そんな湧き水スポットの一つであるウェットランズ・パーク(Wetlands Park)は、
豊富な水源のおかげで、町中では見られない植物も多く
驚くことに、なんと野生のビーバー(!)が生息してる、にも関わらず
その廻りは木も生えない広大な砂漠・・・という摩訶不思議な一帯です。

時折、トレイルハイキングでこの公園を訪れるのですが
悲しいのは、アチコチにかなりゴミが落ちてること。
公園に来る度に、イチイチ憤慨していた私ですが
今回、ゴミ拾いボランティアの話を聞き、早速行ってきました。

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今回指定されたのは、通常訪れる水場のトレイルエリアではなく
更に東に渡った、砂漠のトレイルエリア、でした。



ところで、アメリカのボランティア活動というのは、
あくまでも有志が集まって自主的にやるもの。
アメリカ人の多くは、ボランティア慣れしており、
しかも、良くも悪くも自分で積極的に動く人が多いので
受け身の日本人だと、行ったは良いけど何したら良いのかしら・・・
と、途方に暮れてしまうことも多々。。。


が、このゴミ拾いは、クラーク郡に所属するボランティア団体が
我々のような一般ヘルパーに細かく指示してくれるので、とても判りやすい!

開会式(ボランティアの挨拶)なんかもあり・・・

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巨大なゴミ袋をもらい、いざスタート!

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この日は30人近いボランティアが居ましたが、2~3人ずつ散らばり
それぞれ、指定されたエリアのゴミを拾います。
我々が担当エリアは、あの山(一番右)のむこうまで。。。。 
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30人近くいるボランティアは影も見えず
なんだかサハラ砂漠で遭難した人、みたいな気持ちに。

フト横を見ると、はるか彼方にストリップが~!

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パッと見、ゴミなんか落ちてなさそうなんですけど
点在するブッシュ(植物)の中に、あるわあるわ・・・

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支給されたマジックハンドのような棒を突っ込んで拾います。

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本日最初の獲物は、謎のビニールのカケラ・・・

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マジックハンドなぞ使わず、直接手をツッコミたくなるのですが、ダメなのです!

その理由は、この穴。
・・・そう、ココは砂漠。ガラガラヘビも住んでいるのです!

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マジックハンドか、棒などで、蛇がいないかを確認しないと、危険なのですね。。。

砂漠のゴミ拾いは、景観目的というより、野生動物の保護がメインになります。
ガラガラヘビや、砂漠に生息する動物達がゴミを食べたりして命を落とすこともあるそう。

ちなみに、ボランティア参加時に
「蛇に噛まれたり、怪我をしても自分の責任ですよ」
という免責書類にサインさせられます。
アメリカ、こういう所は、シビアです。

 

写真を取らなかったことが悔やまれますが
この日私が見つけたゴミは、こんな感じ。


日本でもありがちな、いわゆるゴミ達
・スーパーなどのビニール袋
・ファーストフード等の容器や、お菓子の箱
・花火のカケラ
・ビール瓶や缶


ちょっとビックリしたけど、アメリカだし、あるかもね、、と思うゴミ
・銃弾(さすが、アメリカ!山の近くに多数落ちてました)


何でこんなものが!?というゴミ
・車のカケラ
・キングサイズ(!)のベッド
・浴槽(!!)
・ドア(!!!)



日本と違って、粗大ゴミが有料でも無いのに・・・
こんな砂漠に持ってくるほうがよっぽど大変!という巨大ゴミはビックリです。
キングサイズのベッドなんて、どうやって運んだんでしょう・・・



ただ、大きなゴミや、不思議なゴミ見つける度に、
不謹慎ながらも、
「大物発見!」
「レアゴミ、ゲット!」
・・的な気分で、楽しめます。


車のドア(・・・なぜ、そんなものが・・・というツッコミはひとまず置いとき)を拾った暁には、思わず、「とったど~!」とか叫びたくなってしまいました。


夢中で拾うこと、2時間。
相当な距離を歩き回り、重いゴミを運んだ事で、たった2時間でも終わるとグッタリ。
でも、充実感もある、なかなか良い体験で、これからも時々参加したいところです。

BY:AY

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