昨日のブログでもふれてますが、ラスベガスのみならず、アメリカ史上(=つまり、おそらく、世界史上だと思われる)最悪の個人による銃乱射事件が起こった2017年10月1日。
2年前のあの日。
多くの命が失われ、悲しみに暮れつつ自分にできる事を探したラスベガス市民は、献血に並び、犠牲者やその家族を慰めるチャリティが立ち上がり、現場付近には溢れんばかりの献花が捧げられました。
と言っても、事件後、現場やそのエリアがそのままって事はありません。
そこで、事件の翌日、地元の園芸業を営む男性2人が、
・長きにわたって犠牲者を慰霊し
・犠牲者の家族と事件の生存者、そして市民の癒しになるような場所
を作る事ができないだろうか、、??と、日ごろの造園業の知識を生かしたプランを作成。
市にその話を持ち掛けたところ、同じように何かできないかと考えていた市議会が即決で承認を出し、市の保有地を公園化する事が決定。
そのニュースが流れるや否や、市内の造園業者、一般市民の多くが、ボランティアに駆け付け、公園の工事に参加し、癒しの庭:ヒーリング・ガーデンがオープンしました。
なんと、事件からたった5日後、2017年10月6日の事です。
そんな短期間で作られたとは思えない、緑と花、たくさんのメッセージであふれる公園です。
園内には、犠牲者の数である58本のオークの木が各犠牲者の慰霊碑を兼ねて植わってます。
ラスベガスのアイコンでもあるマジシャン、シークフリード&ロイが寄付したものなのだとか。
メッセージタイルが貼られた花壇。
リメンバランス・ウォールと名付けられたボードには、たくさんのメッセージが。
今年の10/1を迎える前に、園内の清掃と新たな花を植えるボランティア活動に参加してきました。
▲配られたパンジーの花を・・・
▼隙間に植えていきます・・・
水苔をきれいにしたり・・・沢山置かれてる慰霊の小物達を整理したり・・・
沢山の人が、ボランティアで参加していました。慰霊碑やメッセージを見ながら泣いてる人も多数。
ちなみに、たくさんの慰霊品が置かれているので、こんな看板が。
「古くなってきた慰霊品は新しい慰霊品を置く場所を作るために、時折整理されることがあります。
整理する場合、品は全て写真を撮り、オンライン上に掲載します」 との事。
木の廻りにおかれたメッセージストーン達・・・
二度と、このような痛ましい事件が起こらないように心から願うばかりです。
犠牲になられた58名のご冥福を心からお祈り申し上げます。
BY:AY