西部劇というと、アメリカを思い出す方が多いと思いますが、
アメリカの西部開拓時代、カリフォルニアのゴールドラッシュから始まり、
カナダでもゴールドラッシュが起きました。
金脈目当てに、人が集まり、BC州が出来、
バンクーバーが出来ていったのです。
バンクーバーから一番近いゴールドラッシュの盛んだった場所が、
Hope~Lyttonの間。
ここでは今でも、砂金が取れるそうです。
夏の時期に毎年砂金掘りの大会が行われると聞いて、行ってきました。
Fraser River Gold Panning Championship
去年までは、ゴールドラッシュ時代栄えたYaleという街のキャンプ場で
行われていましたが、
今年はBoston Barのキャンプ場で行われました。
こちらの大会はプロの部と素人の部があり、
経験なくても参加は可能。
ずらりと並んだバスタブのようなバケツに水が張ってあり、
どの競技もなるべく早く、多くの砂金を見つけた人が勝ち。
プロの人たちはバケツでもうまく取れるらしい。
一人一人、ボランティアの人がストップウォッチを持ってタイムを計ります。
みんな、子供でも結構うまい。
ティーンエイジャー(10代)の部もあります。
そして大人の部。
大人の部で、ちょっと競技方法を説明しましょう。
一人一人、お皿とバケツに入った砂が提供されます。
スタートの合図で、バケツからお皿に砂を入れます。
お皿を横に振る事で金が沈んで行きますが、砂が乾いているので、
お皿を振って、余分な砂を落とし、降って砂を落としを繰り返して、
そして、最後にバックパニングという反対方向にお皿を回して、
競技はそのほかにも、3人一組で、それぞれ別々のお皿を使って、
2人一組で、肩を組み、それぞれ一つの手だけを使う競技や、
2人一組で、一人の人が目隠しをして、他の人の指示だけで行う競技
子供とティーンエイジャーが協力して行うものなど
様々な競技があります。
それぞれの競技で3位までに入れば、これらの賞品をもらえます。
初心者の私達は散々な結果でしたが、
小さな大会だからか、主催者の方々も、参加者の方々もみんな優しくて、
とっても楽しかった。
毎年5月にはCherryvilleというオカナガンからもう少し行ったところに
ある小さな街でもBC Open Gold Panning Championshipが行われるそうです。
バンクーバーのBC州の歴史の始まりとなった、砂金掘り。
大会だけでなく、BC Museum of MiningやFort Langley National Histric siteなどでも体験できます。
皆様も一度体験してみて下さい。
砂金掘りってまだ出来るんだね
と思ったら