ポートエンジェルスは随分昔に一度立ち寄ったことがあるのですが、以前は小さな町だなという印象だけで、特に何もない街かと思ってました。
実はこの街には地下道があり、地下道を中心とした歴史ツアーがあるというので参加してみました。
Port Angeles Underground Heritage Tour
ツアーは、まず古い写真を見ながら、歴史を説明してくれます。
ポートエンジェルスの前の海は直ぐに深い海となっているため、天然の港となっており、昔から大きな船が到着していたそうです。 そのため、20世紀に入ると製材業で発展していきました。
昔はたくさんあった、製材所も現在では3つぐらいしかないそうで、その中でも一番大きなものが、日本製紙の工場だそうです。 日本の会社の工場が、ポートエンジェルにあるとは知らなかった~
こちらは昔のポートエンジェル港

港の部分は全て桟橋になっています。
ポートエンジェルスに人が集まるにしたがって、港に近い、場所に様々な建物が建っていったそうです。
少し高台に陸地はあったのですが、港に行くのは少し遠いため、現在のダウンタウンとなっている場所に建物が建って行ったそうですが、地面が低いため、度々洪水にあっていたそうです。
また、建物の直ぐ下が海だったため、下水道を完備できず、全て海に垂れ流し。 そして洪水。 と、とんでもないことになっていたそうです。
因みに、街のいたるところに、こんな看板を見かけました。

埋め立てられた、今でも、地面が低いため、津波に襲われる可能性があるんですね。
ということで、1914年に港までの道を埋め立てることが決定。

そして、工事が始まり、昔の家と新しく埋め立てられた道路までの間に、地下道が出来たそうです。
これ以外にもたくさんの写真を見ながら説明してくれます。
この工事が行われたのは100年も前のことなのに、工事期間の短いこと。
どれぐらい短かったかは、ツアーで聞いてくださいね。
こちらが、写真にあったのと同じ部分。

今では埋め立てられたとは思えないぐらい、普通です。
ほとんどの地下道は埋められて、なくなってしまっているそうですが、この一部分だけ復元したそうです。

この道路の直ぐ近くには、工事の始まった1914年頃の壁画があります。

ガラスになっている部分は、地下道に光が入るように、復元したときにつけたそうです。

さて、ここから地下へ入ります

地下から見た、先ほどのガラスの部分

思ったよりも明るく照らされています。

ここは昔は歩道になっていた部分。
長い歩道が見えるのかと思ったら、両側がコンクリートでふさがれてしまっています。
1960年台にヒッピーがここに住み着いたことと、火事になった際に一気に火が町中に広まってしまって危ないということで、コンクリートで仕切られるようになったそうです。
街の中にはたくさん壁画がありますが、この壁画が面白い。

この壁画には秘密が隠されているんです。
その秘密もツアーで教えてくれます。
絶対「え~。 何で~。」って言ってしまうと思いますよ
こちらは昔映画館だった建物。

この映画館が建てられたのは、ちょうど埋め立て工事が始まる3ヶ月前。
埋め立て工事が始まると、しばらくは新しい建物が建てられないので、急いで、90日間でこの建物を建てたそうです。 90日間で建てた割には、外装の、タイルが綺麗に装飾されています。
現在はお土産屋さんになっていますが、映画館の名残を見ることが出来ます。
中はツアーに参加してからのお楽しみ。
こちらは道路が埋め立てられてから作られた建物。

道路は土を埋めて作りましたが、ポートエンジェルスにあるほとんどの建物は、桟橋の上に建てられたもの。
この建物の地下では、その地下の骨組みを見ることが出来ます。
ほとんどの建物の地下は木の骨組みだけで、かなり広い空間があったため、昔はここにレジャー施設を作って楽しんでいたそうです。
そのレジャー施設は今はありませんが、ツアーでは壁に書かれた壁画を見ることが出来ます。

ダウンタウンのほとんどの建物は、これと同じような木の床と、木の骨組みで支えられているそうです。
壁画の全貌とどんなレジャー施設があったかは、ツアーに参加してからのお楽しみ。
こちらはこの街で一番古い建物だそうです。

1階は靴屋さんです。
こちらの木でできた看板は今でも電気を入れれば動きます。

そして、こちらは昔は靴屋さんによくおいてあった機械。

靴屋さんが靴が足にあっているか見る機械だそうですが、どうやって見るかというと、エックス線が発せられていて、毎回レントゲンを取ってみていたそうです。
もちろん、今では使えませんが、昔はエックス線を浴びすぎると体に悪いと知らなかったので、子供達が手を入れて遊んだりしていたそうな。
そして、この建物の上はたくさんの部屋があって、昔のまま残されています。

さて、ここは昔なんだったでしょう。
ヒント
1. この写真
2. ポートエンジェルスは製材や漁業で栄えた街 = 男性が集まる。
3. この建物の玄関には赤いランプがつけられています。
分からない方は、是非ツアーに参加して見つけてください。
こんな小さな町にこんなにたくさんの歴史があるとは。
ガイドのDonさんの話も面白くて、すっかり引き込まれてしまいました。
ツアー代金は$12ほどですが、ツアーに参加しないと入れない場所ばかりなので、ポートエンジェルスに行ったら是非、参加してみてください。
ツアーが終わって、ダウンタウン方面に進むとファーマーズマーケットが行われていました。

このファーマーズマーケットは毎週土曜日の10時~2時まで、そして、夏の間は、水曜日にも行われているそうです。
新鮮や果物や

野菜

なんだか、カナダで売っているものより大きく見えます。
そして、ラベンダーも販売されていましたよ~

この週はラベンダーフェスティバルが行われているため、たくさんのお店がラベンダーフェスティバルの方へ行ってしまっていて、いつもより規模が小さいそうですが、他にも、お肉やサーモン、パン、キムチ、中華料理、などなど、様々なものが販売されていました。
土曜日、水曜日にポートエンジェルスに行ったら、是非立ち寄ってみてくださいね。
by B
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いざオリンピック半島へ 以前のブログはこちら
PCLにのってビクトリアへ
BCフェリーを探検
バス停からフェリー乗り場へ
フェリーに乗る前に
Black Ball Ferryを探検
空からオリンピック半島を満喫
イタリアンレストランと小説トワイライトの関係
宿泊は海辺のホテル
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実はこの街には地下道があり、地下道を中心とした歴史ツアーがあるというので参加してみました。
Port Angeles Underground Heritage Tour
ツアーは、まず古い写真を見ながら、歴史を説明してくれます。
ポートエンジェルスの前の海は直ぐに深い海となっているため、天然の港となっており、昔から大きな船が到着していたそうです。 そのため、20世紀に入ると製材業で発展していきました。
昔はたくさんあった、製材所も現在では3つぐらいしかないそうで、その中でも一番大きなものが、日本製紙の工場だそうです。 日本の会社の工場が、ポートエンジェルにあるとは知らなかった~
こちらは昔のポートエンジェル港

港の部分は全て桟橋になっています。
ポートエンジェルスに人が集まるにしたがって、港に近い、場所に様々な建物が建っていったそうです。
少し高台に陸地はあったのですが、港に行くのは少し遠いため、現在のダウンタウンとなっている場所に建物が建って行ったそうですが、地面が低いため、度々洪水にあっていたそうです。
また、建物の直ぐ下が海だったため、下水道を完備できず、全て海に垂れ流し。 そして洪水。 と、とんでもないことになっていたそうです。
因みに、街のいたるところに、こんな看板を見かけました。

埋め立てられた、今でも、地面が低いため、津波に襲われる可能性があるんですね。
ということで、1914年に港までの道を埋め立てることが決定。

そして、工事が始まり、昔の家と新しく埋め立てられた道路までの間に、地下道が出来たそうです。
これ以外にもたくさんの写真を見ながら説明してくれます。
この工事が行われたのは100年も前のことなのに、工事期間の短いこと。
どれぐらい短かったかは、ツアーで聞いてくださいね。
こちらが、写真にあったのと同じ部分。

今では埋め立てられたとは思えないぐらい、普通です。
ほとんどの地下道は埋められて、なくなってしまっているそうですが、この一部分だけ復元したそうです。

この道路の直ぐ近くには、工事の始まった1914年頃の壁画があります。

ガラスになっている部分は、地下道に光が入るように、復元したときにつけたそうです。

さて、ここから地下へ入ります


地下から見た、先ほどのガラスの部分

思ったよりも明るく照らされています。

ここは昔は歩道になっていた部分。
長い歩道が見えるのかと思ったら、両側がコンクリートでふさがれてしまっています。
1960年台にヒッピーがここに住み着いたことと、火事になった際に一気に火が町中に広まってしまって危ないということで、コンクリートで仕切られるようになったそうです。
街の中にはたくさん壁画がありますが、この壁画が面白い。

この壁画には秘密が隠されているんです。
その秘密もツアーで教えてくれます。
絶対「え~。 何で~。」って言ってしまうと思いますよ

こちらは昔映画館だった建物。

この映画館が建てられたのは、ちょうど埋め立て工事が始まる3ヶ月前。
埋め立て工事が始まると、しばらくは新しい建物が建てられないので、急いで、90日間でこの建物を建てたそうです。 90日間で建てた割には、外装の、タイルが綺麗に装飾されています。
現在はお土産屋さんになっていますが、映画館の名残を見ることが出来ます。
中はツアーに参加してからのお楽しみ。

こちらは道路が埋め立てられてから作られた建物。

道路は土を埋めて作りましたが、ポートエンジェルスにあるほとんどの建物は、桟橋の上に建てられたもの。
この建物の地下では、その地下の骨組みを見ることが出来ます。
ほとんどの建物の地下は木の骨組みだけで、かなり広い空間があったため、昔はここにレジャー施設を作って楽しんでいたそうです。
そのレジャー施設は今はありませんが、ツアーでは壁に書かれた壁画を見ることが出来ます。

ダウンタウンのほとんどの建物は、これと同じような木の床と、木の骨組みで支えられているそうです。
壁画の全貌とどんなレジャー施設があったかは、ツアーに参加してからのお楽しみ。

こちらはこの街で一番古い建物だそうです。

1階は靴屋さんです。
こちらの木でできた看板は今でも電気を入れれば動きます。

そして、こちらは昔は靴屋さんによくおいてあった機械。

靴屋さんが靴が足にあっているか見る機械だそうですが、どうやって見るかというと、エックス線が発せられていて、毎回レントゲンを取ってみていたそうです。
もちろん、今では使えませんが、昔はエックス線を浴びすぎると体に悪いと知らなかったので、子供達が手を入れて遊んだりしていたそうな。
そして、この建物の上はたくさんの部屋があって、昔のまま残されています。

さて、ここは昔なんだったでしょう。
ヒント
1. この写真
2. ポートエンジェルスは製材や漁業で栄えた街 = 男性が集まる。
3. この建物の玄関には赤いランプがつけられています。
分からない方は、是非ツアーに参加して見つけてください。
こんな小さな町にこんなにたくさんの歴史があるとは。
ガイドのDonさんの話も面白くて、すっかり引き込まれてしまいました。
ツアー代金は$12ほどですが、ツアーに参加しないと入れない場所ばかりなので、ポートエンジェルスに行ったら是非、参加してみてください。
ツアーが終わって、ダウンタウン方面に進むとファーマーズマーケットが行われていました。

このファーマーズマーケットは毎週土曜日の10時~2時まで、そして、夏の間は、水曜日にも行われているそうです。
新鮮や果物や

野菜

なんだか、カナダで売っているものより大きく見えます。
そして、ラベンダーも販売されていましたよ~

この週はラベンダーフェスティバルが行われているため、たくさんのお店がラベンダーフェスティバルの方へ行ってしまっていて、いつもより規模が小さいそうですが、他にも、お肉やサーモン、パン、キムチ、中華料理、などなど、様々なものが販売されていました。
土曜日、水曜日にポートエンジェルスに行ったら、是非立ち寄ってみてくださいね。
by B
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