去年にはなりますが、夏に一度ホワイトホースを訪れる機会がありました!
ホワイトホースは今ようやくカナダのオーロラ鑑賞スポットとして知られるようになってきましたが、まだまだイエローナイフほどは知られてないのでは!
私が行ったのが夏だったので、雪もなく寒さもなくオーロラも頭上ではないですが、地平線近くで見ることができました。
でも、ホワイトホースのツアーの設定の多い冬は日照時間も短いので、その分鑑賞時間がたっぷり、オーロラを見るチャンスも増えます
さて、イエローナイフ VS ホワイトホース!
ずばりオーロラだけが見たい!とオーロラだけを目的で行くのなら、もしかして立地的にもイエローナイフが若干勝るのかもしれません。。
でも、それ以外のアトラクション、街の雰囲気、お土産、グルメで行くと、、、
ホワイトホースが断然オススメだと思います。
では、断片的にはなりますが、ホワイトホースで発見したもの、オススメなものを紹介していきます♪
① まず、私の住んでいる住みやすいバンクーバーよりさらに(ここでさえ日本と比べたら断然自然がいっぱいだが) ピュアな、本物のそのままの自然がホワイトホースには残っている。。!!
びっくりしたのが、ホワイトホースの街中や郊外のユーコン川の色とワイルドな風景!
↓ ホワイトホース郊外のマイルズキャニオンという風光明媚な場所。
写真では伝わりづらいですが、水の色がエメラルドグリーンで、水流も早く、周りは森でマイナスイオンたっぷり!大自然を感じます!
↓ こちらはホワイトホースのダウンタウンとユーコン川の風景。
こじんまりとした街、でも可愛らしいカフェや素敵なレストランが集まっています。
↓ ちなみにホワイトホースの名前の由来はここのユーコン川の流れがまるで、白馬のタテガミのように、早瀬でほとばしっていたからだと言われています。
確かに、ところどころ早瀬がありワイルドな感じです。でも雪解け水から来ているといわれるので水が綺麗です
↓ こちらは夏のユーコン川でのカヌーの様子。
実はここホワイトホースのユーコン川は、世界中のカヌーイストの憧れといわれる川で、ホワイトホース⇒アラスカ⇒太平洋北のベーリング海へ流れる大河です。
日本でもここでカヌー下りをして冒険をした人の本が有名になっています。
夏にホワイトホースを訪れるなら一度はカヌー体験したい!
②冬でもイエローナイフほど気温が下がらない!=オーロラ鑑賞には最適!
一番寒い1月でもマイナス10~18℃程。 イエローナイフのようにマイナス30℃などまでは下がらないようです。
ちなみに夏なら20℃前後で、日本の北海道のようにからっとした過ごしやすい夏がすごせます。
↓ 頭上から降り注ぐようなオーロラに出会えることも。。!
↓ ホワイトホースはイエローナイフのように混雑することも少ないので、どちらかというと少人数でオーロラを仰げる可能性が高い☆
ハネムーナーやカップル、家族や友達同士の旅行にも向いていると思います。
先住民が使っていたティーピースタイルのロッジで暖を取れます。
温かいコーヒーやココアまた、スナックもありました。
③独特の歴史をホワイトホースダウンタウンで感じとれる。
ホワイトホースは100年以上前、1986年に北米でゴールデンラッシュのブームが始まって、一攫千金を狙う人々が、さらに北の金が埋まっているというドーソンシティに向かう中継地点として栄えた街です。
なので、ところどころに歴史的建造物を見ることができます。
またホテルもレトロチックに当時風に再建されたり、可愛い雰囲気があります。
行ってびっくりしましたが、ドイツからの直行便も来るぐらい、ヨーロッパからのお客さんも多かったです。
なんだか、Jack Londonというアメリカの著者が書いた本「野生の呼び声」など、ゴールドラッシュ時期のユーコン州で厳しい環境の中、生き抜いた著者の体験を元にした、狼など野生動物を題材にしたような作品が有名だそうです。
日本人にとっての「赤毛のアン」のような存在らしい。。
だからか、ヨーロッパ人にも好まれるような、可愛らしいカフェや、自然派ハーブや石鹸のお土産屋、バーなども多いのかもしれません。
↓ こちらのよくツアーでも利用されるベストウエスタン・ゴールドラッシュイン。
外装は普通ですが、、
↓ エントランスに入るとゴールドラッシュ当時使われていた道具がいたるところに飾られています。
↓ レストラン入り口にも! 生きた博物館のようですね♪
ちなみにホワイトホースがあるユーコン州は車のナンバープレートも下のように金探しの人のイメージとなっています
↓ 車のナンバープレートの拡大図!
※ちなみにクロンダイクとは、金が出たこのユーコン州の地域の名前で、当時クロンダイク・ゴールドラッシュと言われていたとのこと
↓ こちらはホワイトホースのダウンタウンにある、ログ・スカイスクレーパーという、歴史的建造物で保存されているログハウス。
3階建てで、第二次世界大戦後、アラスカハイウェイの建設などで来た労働者が集まるホワイトホースの宿泊施設として利用されたとのこと。
なんだか日本では見かけそうな木造建築ですが、カナダではものめずらしく、当時で言う高層ビルだったんだそうです。
↓ こちらはクロンダイクSSといわれる、ホワイトホースでも名所になっている昔ゴールドラッシュ時に使われていた蒸気船です。
街を流れるユーコン川のほとりにあり、中は当時の物が展示してあり博物館のようになっています。 ゴールドラッシュ当時、ホワイトホース ⇔ ドーソンシティを人や物資を載せて行き来して、大活躍していたそうです。
このあたりはユーコン川がゆったり流れ、川沿いを散歩する地元の人もいて憩いの場所のようになっていました。
④ スケールの大きいユーコン州ならではの野外アクティビティ!
ホワイトホース郊外で本格的な犬ぞり体験ができます!
↓ 実は、ユーコン州は”ユーコン・クエスト”と呼ばれる、毎年2月に開催される、国際犬ぞりレースで有名なんです。 ルートはユーコン州ホワイトホース~アラスカ州フェアバンクスの間で、過酷な1600Km、平均気温マイナス13℃の道なき雪道を犬ぞり一つで走って行くレースです。。
あまり知られていませんが、日本人の参加者も何人かいて、完走自体が難しいといわれていますが、完走者もいるのです。。
だからか、ホワイトホースには多くの本格的な犬ぞり業者が存在し、ツアーで参加される方も、オプショナルツアーの犬ぞりはかなり本格的で操縦体験、犬に触れ合うなど、長い間思いっきり楽しむことができます☆
↓ 日本や温暖な地域ではなかなか体験できない犬ぞり!ユーコンならでは!
↓ 冬にホワイトホースにいった際にはユーコン・クエストに参加した気分で操縦体験してみたいです!
↓ またアイスフィッシング体験もできます。
私もやったことはないのですが、スノーシューで凍った湖へ行き、専用の道具で湖の分厚い氷をがりがり削って、氷の下にいる魚を狙うそうです!
これもなかなか体験できないですよね。
⑤ワイルドな野生動物を身近に見学できる!
日本にも動物園はたくさんありますが、カナダのスケールの大きい野外動物園(自然に近い状態)は素晴らしいです。
普段動物にそんなに興味がない方も、なかなか身近に見れない北の動物がたくさんいるので、写真のシャッターチャンスも多いはず☆
※ホワイトホースからの人気のオプショナルツアーにも「ユーコン野生動物園」がタキーニ温泉とセットで存在します。
ここで見れる動物で、あまり知られていませんが、ホワイトホースでもヒグマ以上に恐れられているムース(ヘラジカ)!
大人の雄はかなり巨大で、鹿の一種ですが、前足や後ろ足が強靭で、道でばったりあって思わず衝突、キックされたらひとたまりもありません。。
↓ こちらはメスのムースでしょうか?
↓ こちらはオス。近くでみるとかなり巨体だそうです。
ユーコン州でよく見られる動物だそうです。
↓ こちらは可愛らしい猫?!のようなネコ科のリンクス。日本では大山猫と呼ばれ、今では見ることができないのではないでしょうか。
ネコ科にしては大きく、なかなかクールなまなざしで愛らしいです♪
↓ こちらはストーンシープと呼ばれています。立派な角が目印です。
⑥ ホワイトホースは可愛いお土産も充実♪
ツアーで特典でプレゼントさせていただくこともありますが、バーチシロップ!
カナダでメープルシロップは有名ですが、バーチシロップはなかなかマイナーかもしれませんが、実はこのユーコンのエリアで採れる、白樺(バーチ)からの樹液でできた甘いシロップです☆
甘いといっても、メープルシロップほどは甘くないかな。地元の人曰く、ドレッシングやパンケーキなど料理に使うのがオススメとのこと!
↓ そして、ホワイトホースの街中で見つけた、ハーブショップ!
女性に喜ばれそうな地元で採れる植物で作った自然派のコスメのお店!
アロマ・ボレアリス!
ボレアリスとは、北に関する意味があり、オーロラも「Aurora Borealis」と英語で呼ばれます。
↓ 手作りのローション、クリーム、リップバーム、石鹸、ハーブティなどなど。。
私もスキンバームとハーブティをお土産に買って帰りました!
↓ シャンプーなどいろんな商品が売ってあり、地元に住む女性の乾燥肌問題にも一躍買ってそうです。
↓ 地元の植物ハーブ図鑑などもあり、ハーブの使い道なども詳しく書かれています。
ユーコンに住むなら欲しいかも!
⑦オーロラ鑑賞のついでに、温泉にも入れる!
ホワイトホースでしかできない、他のオーロラ観光都市にはない、決定的なもの、それは、温泉施設が街にあること!
カナダにも温泉がある場所はところどころありますが、たいてい温水プールのようなイメージでそんなに期待はもてなかったのですが、、
さすが日本人?! 思いっきりリラックスできました!
その名も「タキーニ温泉」。ホワイトホースの郊外に位置し、ホワイトホースへツアーで来られる方なら、大体「タキーニ温泉&野生動物観察ツアー」などオプショナルツアーで参加できます。
↓ まずは、水着に着替えて、プール、いや温泉へ。!
↓ 一見プールのようですが、ぬるい温泉、熱めの温泉と分かれていて、個人的にはやはり熱い方がちょうどよかったです。 下はぬるい温泉。
↓ こちらは熱い方の温泉! やはり、温泉なら湯気があってほしい!
↓ 冬もオープンしているのですが、外気は-10度以下になったりするため、髪を面白く凍らせるコンテスト?!も開催されるそうです。笑
どんな風に凍るんでしょうか・・? ちょっと参加してみたいかも!
⑧ ホワイトホースのグルメ! こんな北国で意外や意外いろんな料理が楽しめます☆
↓ こちらはタキーニ温泉の横のレストラン「Cafe Balzam」で食べた、カナダケベック名物プーティーン! オーナーがフレンチ系とかで、出てくる料理はフレンチスタイル!
風呂上りに美味しいグルメが食べられるなんて最高です!
↓ こちらは確か、チキンが入ったおかず系クレープ!見た目も美しく、美味しいです!
エディブルフラワー(食べられるお花)もちょこんとのっています。
↓ こちらはデザート系のクレープ。。 見た目も美しく美味し過ぎる。。
こんなところでこんな美味しいものが食べれるとは。。
↓ 内装もローカルアーティストの絵が展示されてあったりとカラフルでオシャレです。
↓ こちらは、ホワイトホース市内にあるレストラン、「Antoinette’s」。
こちらは地元カナダ&カリブのフュージョン料理!
地元の人だけでなく、遠くから来る旅行者にも人気のレストランのようです☆
↓ こちらはデザート。盛り付けも可愛らしいです☆
次回訪れることがあれば、一度は行ってみたい。。♪
⑨ ユーコン州はホワイトホース以外にも見所たくさん!
↓ こちらは世界遺産になっているクルアニ国立公園に立ち寄った際に、挑戦したセスナ遊覧!
クルアニ国立公園はアラスカの国境沿いにあたり、カナダでも有数の高い山脈が連なるエリア。氷河もたくさん残っています。
1時間のセスナでクルアニ国立公園を上空から、また氷河や、運がよければ野生動物も見ることができるそうです!
↓ 雪の山々。。 スケールがでかすぎて感動。。涙
一生に一度は体験していただきたい”クルアニ国立公園でのセスナ遊覧”!
↓ こちらは世界一小さな砂漠?! なんと、ホワイトホースの南、Carcrossという町にあります。 アラスカ・スキャグウェイとを繋ぐ、ホワイトパス&ユーコンルート鉄道の出発口になる町でもあります。
↓ こちらがそのアラスカ・スキャグウェイから出発する「ホワイトパス&ユーコンルート鉄道」! ホワイトホースを南下するとアラスカの国境になり、そこにスキャグウェイがあります。
アラスカクルーズなど夏場はクルーズのお客さんで溢れている、スキャグウェイ。
ここもゴールドラッシュで栄え、今だにカラフルな建物の残る可愛い街で、お土産屋さん、レストランに溢れています。
↓ スキャグウェイを出発! ユーコン州のカークロスを目指します。
レトロな列車は、ゴールドラッシュ時に苦労して渓谷を登っていった人々の軌跡を車内で学びながら、その歴史のルートを走っていきます。
↓ かなりスリリングな切り立った絶壁や、渓谷を幾度も通ります!
写真好きにはシャッターチャンスが幾度も現われます!
↓ こちらはドーソンシティという町からいけるトゥームストーン準州立公園で8月下旬~9月上旬にのみ見れるという、一風変わった紅葉風景!
メープル紅葉というと、ケベックなどカナダ東部が有名ですが、実はこちらの紅葉も規模が大きく素晴らしいものがあります。
この地域は北極にも近く、木々が育たなくなる限界線にあり、実はこの紅葉はコケや草などの低植物の紅葉だそうです。
↓ これらの草花が広大な草原を赤、黄色に染めるそうです。
私のデジカメでは伝え切れませんが、360度素晴らしいツンドラ紅葉の風景です。
↓ こちらはユーコン州でも大きな都市ドーソンシティ。ホワイトホースから飛行機で1時間ほど北に行った町。
こちらが、100年以上前のゴールドラッシュ時の舞台となった街で、今だに道が昔のまま舗装されておらず、街並みも昔のままでとてもユニークな街です。
舗装されてない道なので、一度雨が降ると、泥が車を茶色にしてしまい、いたるところで茶色に染まった車をみました。笑
↓ まるでカウボーイが出てきそうな、カラフルなレトロな街!
↓ フレンチカンカンというのでしょうか、ゴールドラッシュ時に繁盛したバー会場でのキャバレーダンスも今だに見ることができます。
↓ こちらはドーソンシティの名物、指のミイラの入ったウォッカを飲み干す儀式。笑
このバーでは、これを試そうと、観光客の長蛇の列ができていました!
この指のミイラは本物で、昔、冬のドーソンシティで凍傷で指をなくした男の物だそうです。。
うえ~っ!!!
でも、有名なので、ドーソンシティに来たなら試さねば!。。
挑戦した人には船長さん?から証明書をいただけます!
こんな感じで、ホワイトホースのあるユーコン州には見所がたくさんありますが、行って初めてわかる、極北なのでまだまだ知られてないことがたくさん!
HISでも今年の冬もホワイトホースでオーロラを見るツアーを設定しているので、是非参加して、オーロラ以外のものもたくさん発見してみてください!
★【12月~3月】出発日限定!安心の添乗員同行
真っ白に輝く銀世界に揺らめくオーロラ★ホワイトホース4泊5日
http://vacationpack.his-usa.com/city/yxy/detail.php?tid=3606
★ホワイトホース★冬オーロラ
スーペリアクラスのホテル2泊3日(11~4月)
http://vacationpack.his-usa.com/city/yxy/detail.php?tid=2478