2015.06.04
スタディツアープロデューサー鮫島です。

本日、新しいスタディツアー「地域おこし協力隊最前線!国境の離島 対馬で地方創生を学ぶ3日間」を発売開始しました。
http://eco.his-j.com/volunteer/tour/TF-JP-TSJ001

対馬(つしま)ってどこ? 


長崎県ですが・・・福岡のほうが近いです。日本ですが、韓国の方が近いです。
実際毎日プサンから高速船が就航しています。天気が良い日はプサンの夜景も陸地も見えます。
ちなみに済州島(チェジュ)より北にあります。


この企画は2人の友人との3年前の会話からスタートしました。

随分寝かしたなあと思われるかもしれないけど、
これも3年という間に、この2人の友人が大きく成長してくれたおかげなんです
「すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる。」というけど、本当にそんな気がします。

対馬市役所職員  前田さん

担当職員の前田さん
鮫島の大学院時代の後輩。環境省アクティブレンジャーから転身、そのまま対馬へ住み着いた変り種?!いまや、移住者と旧島民をつなぐキーパンソン。彼なくして対馬の地域おこしはありえません。


MIT代表 川口さん

青森出身で東北大の生態学博士なんですが、対馬の地元漁師と最近結婚。もともとは地域おこし協力隊で対馬へ。3年前会った時はまだ協力隊員でした。3年の任期後、対馬でソーシャルビジネスを行うローカルベンチャー「MIT」を起業。集落で唯一の20代だそうですよ。


3年前、3人で話していてお互いに共通認識だな思ったこと。

地方にこそ、未来の日本を豊かにする可能性があること。

その理由は・・・
①地方は、少子高齢化など将来の日本を写す「課題先進地域」であること。東京の20年先を対馬は走ってます。
②地方は、金銭経済・商品経済では測れないプライスレスな豊かな暮らし」があること。物々交換は当たり前だし。
③地方は、取り残された地域ほど「最も日本の伝統文化を保持」ていること。
④地方は、人口が少ない分 「自分の存在感(いきがい)を持ちやすい」都会のような大河の一滴ではない。

政府が掲げる「地方創生」というと、先進国が途上国を援助するような、中央が地方を援助するようなニュアンスがありますが、私たちはそうではなく、地方にこそ今の日本が学ぶべきことがたくさんあると思います。

対馬は、都会の、そして日本の10年後、20年後の未来を既に走っているのです。見てください、地図を!対馬は南北に細長い島。日本だって、南北に連なる列島の集合体なのです。とてもよく似ていますね(笑)。


このツアーに、首都圏生まれの大学生・社会人にぜひ参加してもらいたいと思っています。

世界を知るのは、何も海外だけでなく、日本の地方でも新しい世界を学ぶことができます。
なぜならもともと日本は南北に長い多様な島々の集合体なのです。「日本は・・」と「東京は・・」を同一視することはできないのが日本の姿です。

前田さんや川口さんを始め、たくさんの優秀な人材が、地方の豊かさに気づき始め、
今、地方に移住し、地方発の日本の未来につながる新しい突破口を開こう
としています

地方は、仕事がない、金がない、人材がいないと
都会との比較基準の中での後発地域でしたが、今は、そうではありません。


地方(ローカル)でなりながら、グローバルな視点
世界最先端の取り組み(グローカルアクション)を行っています。
その現実を知るだけで、わくわくしてきて、たくさんの人に元気な地方の現実を知ってほしいと思い、
ついにツアーをつくってしまいました。

彼らが感じ取っている豊かな暮らしとは何か?

それに気づいたら、きっと世界観が変わります。間違いなく。

0


★TOUCH THE WORLD by H.I.S. 
~もっと世界を感じよう~
http://eco.his-j.com/volunteer/

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    

    HISボランティア・スタディツアーデスク

    2024.04
    loading...