先週の7月2日(土)、HIS本社にて<1 Day for Others>に参加されている明治学院大学の学生さんたちにスタディツアーを企画&発表して頂きました。
~<1 Day for Others>って何?~
<1 Day for Others>とは、直訳すると「誰かのための1日」。
明治学院大学のボランティアセンターの活動の1つで、新入生を中心に「1日ボランティア」「1日社会貢献」を体験してもらうイベントです。
初めてのボランティアやインターンをきっかけに、継続性のある社会活動、さらには卒業後の社会貢献活動につながることを期待し、大学内にあるボランティアセンター主導でやっています。
詳細はこちら:
http://www.meijigakuin.ac.jp/volunteer/activity/1day/
こんなプログラムを大学主導で実施しているなんて素敵ですね!
~HIS×<1 Day for Others>~
HISでは2012年からこのプログラムに参加。
私たちのプログラムはズバリ………『スタディツアーを企画しよう!』
これまでにも多くの学生がスタディツアーを企画してくれました。
私たちHISがこの<1 Day for Others>へ参加をしているのは様々な理由があります。
まず、HISの企業理念にもありますが、<旅は世界を平和にする>ということを実感していただくため。
初めて訪れる国、初めて出会う人たち。
出会ってみたら新しい発見が沢山あった!
こんな国だったんだってイメージが変わった!
………きっとそのような驚きや発見、体験は誰にもあります。
お互いを正しく理解しあうこと。
それはお互いの見識を広げ、異なる部分を受け入れることが出来る寛容さと柔軟性、
そして「平和」に繋がります。
特に、『スタディツアー』はその最たるもの。
「ここで学生さんとの交流の時間を入れよう。」
「歴史や文化を知る体験を入れよう。」
「どのようにしたらもっとお互いが理解できる機会を作れるのか。」
…沢山頭をひねってアイディアを出してもらうことが『旅を用いた社会貢献』の一歩だと思うんです!
そしてもう1つの理由が、ゼロからモノを作り出し、完成させるという成功体験をしてもらうこと。
参加は1・2年生がほとんど。ゼミやサークルに入っていない子もいます。
学生の時にゼロからモノを作り出して、それをグループ皆で意見をぶつけ合い、発表(完成)まで持っていく体験。
それは結構大変ですし、なかなか機会があるわけではないですよね。
終えた皆はやり遂げた気持ちでいっぱいになるんです!
~『スタディツアーを企画しよう!』当日~
今回のプログラムに参加された学生さんたちには、
「1ヶ月」「ミーティング3回だけ」「発表15分」
という制限を設けて今回の企画発表に臨んでいただきました!
さてさて、どのような企画が出てくるのでしょうか…
白夜でのキャンプ体験と現地大学生とバディを組んで交流する『教育×フィンランド』
ウミガメ産卵の観察と学生向け屋外アクティビティ満載の『環境保全×屋久島』
FacebookやTwitter、Google訪問&SNS発信を組み合わせた『海外インターン×アメリカ』
将来外交官を目指す人のための始めての海外ボランティア『外交×インドネシア』
ヨーロッパとイスラーム文化が溶け込む街から多文化共生を学ぶ『美術文化×スペイン』
皆さん、しっかり下準備をしてきたことが感じられる発表で、どれも『スタディツアー』の性質をよく理解した上で作られたツアーばかりです。
それらの中でも特に我々スタッフが驚き、ワクワクしたツアーTOP3をご紹介します!
第3位
自然科学動物愛護×オーストラリア
・自然保護に取り組むNGOとともに保全活動に参加したり、自然学習と行っている学校を訪れて現地の学生とも交流するなど、ただ見るだけではない、<体感できるツアー>となっている点がとても素晴らしかったです。
・中学生から大学生まで、幅広い学年をツアー参加者の対象としていた点に対して、国のチョイスやツアー内容、開催時期等がしっかり考えられて作られていました。
第2位
海外インターン×フランス
・フランスのおもちゃ会社へのインターン、そして現地学生と各国のおもちゃを持ち寄ってディスカッションを試みるなど、学び・交流・目的の達成など、インターンの中身がとても充実しており、スタディツアーの要素を網羅していました。
・HISの特性をしっかり調べた上で、日本国内だけでなく、世界中からツアー参加者を集める等内容が非常に新しかったです。宿泊先も、世界各国から集まってくるツアー参加者同士で交流できつつ、安全面などにも気をつけた場所を選んでいる点がかなり評価が高かったです。
そして…
第1位
戦争平和学習×パラオ
・題材の選択が非常に良く、よくあるツアーではないオンリー1のツアーでした。
・戦争の被害者としての面・加害者としての面の双方を考えることが出来る、という点も非常に惹きつけられる重要なキーワードになっていました。特に、事前学習にリアリティがあり、ツアーのコンセプトに合う方の講義をセットしていた点も、ツアーの付加価値をあげていました。
・海の底に沈んだゼロ戦の残骸をカヤックで見る等、自然体験の時にも戦争の経験を感じることが出来るような仕掛けが良かったです。
・10~60代と幅広い対象が非常によく、ツアー内のツアー参加者同士で学び合える、高め合えるツアーとなっていた点も素晴らしかったです。
どのツアーも既存の概念にとらわれない、学生の柔らかい思考力と視点で作られており、当日参加をしていたスタッフとしてとても刺激を感じました!
来年も開催する予定なので、学生の皆さんならではの新鮮で素敵なツアー企画が今からすでに待ち遠しいです♪