こんにちは。
ここ数日カイロでは過ごしやすいお天気が続いています。
東京は雨のようですね。
カイロは雨が懐かしいと思うほどほとんど雨が降りません。
さて、今回はオールドカイロの教会をご紹介。
メトロの「マルギルギル駅」の目の前にあるオールドカイロでは、コプト博物館を初めとするキリスト教会に加え、ユダヤ教のシナゴーグや、少し歩いたところにモスクなどを見ることができます。
コプト教とは、エジプトで信仰されているキリスト教の一派です。
エジプトの全体の約10%がコプト教徒だとされています。
コプト博物館入り口。
ここではアダムとイブのモザイク画や聖書などが展示されています。
ここへ初めて行ったときに感じたことは、展示されている絵画の顔と現在コプト教エジプト人の顔がとても似ていることです。先祖だから当たり前のことなのですが・・・。
長い階段を上ってステンドグラスで装飾されている教会内へ。
中は薄暗く、イコンが飾られていて、厳かな雰囲気が漂います。
ここでは中でお祈りをしている人をよく見かけるのであまり騒がないようご注意。
お隣のムアッラカ教会。
最も古い教会のひとつですが、改築などがされ、美しい外観です。
教会の入り口を進んで本道に入るまではタイル画が並んでいます。
この教会にもたくさんのイコンが飾られていました。
ちなみにコプト教徒は、皆右腕の内側の丁度時計をはめるところに十字架のタトゥーが入っています。
また、コプト教徒は一度結婚したら離婚ができない・イースター前などにはイスラム教とは異なる「断食」があり、魚しか食べてはいけないなど、独自の宗教観を持っています。
エジプトの大多数がイスラム教徒で、イスラームをクローズアップされることが良くありますが、コプト教徒も少数ながら力強く生きています。
またオールドカイロはカイロの中心地などの渋滞や騒音からかけ離れ、静かで車を気にせず歩きながら見学ができます。
聖ジョージ教会からアムルモスクに行く道に「スークエルフスタート」という小さなお土産商店街があり、そこではシナイ半島の刺繍や手作りの雑貨、ナチュラル石鹸などで有名な「ネフェルタリ」のオールドカイロ支店があります。
お時間のある方は是非行ってみてください。
CaiMai