現地情報 2011.05.09
皆様、こんにちは

5月07日に労働者階級が住むエリアでインバーバ(カイロ北西部)の
コプト教メナ教会(coptic saint mena church)で
イスラム教徒とコプト教徒の衝突がありました。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラ等によると、
コプト教徒の女性が家を出たところ、
夫が「妻が拉致されて教会に閉じ込められた。
妻がイスラム教に改宗したからだ」と言い出したのが
騒ぎの発端だったといわれています。
これを聞いた保守的なイスラム教徒らが教会を取り囲んで
女性の解放を求め、コプト教徒の暴動に発展しました。
しかし、教会側は、拘束したといわれている女性が、
イスラム教徒に改宗した事実はないと否定しています。
近く軍事法廷に今回の衝突に関与した190人を起訴するといわれています。

今回の衝突では、12人死亡、238人が負傷しました。
7日、キリスト教の教会がイスラム教に改宗した女性を
拘束しているとするイスラム教徒約500人が、
この女性の解放を求めてデモを開始。
兵士や警察は鎮圧のため、
空砲による威嚇を行い催涙ガスを使用したといわれています。

8日には、タンタウィ軍最高評議会議長の辞任を求め、
数百人のキリスト教徒がカイロ中心部を行進。
その後、イスラム教徒の間で投石などの暴動に発展しました。

インバーバは、観光地からは遠く、観光地には影響はありません。

5月9日にタハリールへ視察に行ってきましたので、
ブログに載せました。

H.I.S. エジプト・カイロ支店


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