皆様、こんにちは
5月07日に労働者階級が住むエリアでインバーバ(カイロ北西部)の
コプト教メナ教会(coptic saint mena church)で
イスラム教徒とコプト教徒の衝突がありました。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラ等によると、
コプト教徒の女性が家を出たところ、
夫が「妻が拉致されて教会に閉じ込められた。
妻がイスラム教に改宗したからだ」と言い出したのが
騒ぎの発端だったといわれています。
これを聞いた保守的なイスラム教徒らが教会を取り囲んで
女性の解放を求め、コプト教徒の暴動に発展しました。
しかし、教会側は、拘束したといわれている女性が、
イスラム教徒に改宗した事実はないと否定しています。
近く軍事法廷に今回の衝突に関与した190人を起訴するといわれています。
今回の衝突では、12人死亡、238人が負傷しました。
7日、キリスト教の教会がイスラム教に改宗した女性を
拘束しているとするイスラム教徒約500人が、
この女性の解放を求めてデモを開始。
兵士や警察は鎮圧のため、
空砲による威嚇を行い催涙ガスを使用したといわれています。
8日には、タンタウィ軍最高評議会議長の辞任を求め、
数百人のキリスト教徒がカイロ中心部を行進。
その後、イスラム教徒の間で投石などの暴動に発展しました。
インバーバは、観光地からは遠く、観光地には影響はありません。
5月9日にタハリールへ視察に行ってきましたので、
ブログに載せました。