遺跡
2014.08.28
南へ延びる岩丘西面

前には、大きな畑が広がっているような場所です。

ここには、2つの巨大な磨崖碑があります。
それを 見に行くには、細い道を行かないといけないため
高所恐怖症気味のちゃんぽんは

前もってトイレに行っておいて良かったと思いました。

一つは、ラムセス3世が

アメン・ラー神と並んで、ワニの頭をもつソベル神と向き合う
磨崖碑です。
少し北側には

ラムセス3世の 即位名の

カルトゥーシュ (ヒエログラフで書かれたファラオの名前を
囲む楕円形の枠)があります。
ナイル川を渡る船から見えるようにしていたようですので
今は ここから ナイル川は少し離れた場所にありますが、
造られた当時は、もう少し遺跡の近くを流れていたのでは
ないでしょうか

もう 一つの磨崖碑は、
プトレマイオス5世のために、ハコリスという人物が
イシス・モキアス神殿を奉納したことが刻まれています。

幅 6.5mは、ギリシャ語の磨崖碑としては
世界最大級の大きさだそうです。
世界最大級ですよ。
これだけのすごい遺跡が、まだあまり知られずにある
エジプトの遺跡の奥の深さ 驚きです。
(続く) ⇒