遺跡
2015.09.26
カイロから車で5時間以上 南に行くと
アクエンアテン王 ( アメンホテプ4世)は
アケト・アテンという都市を建設しました。
アクエンアテン王は 新王国時代 第18王朝の王
(在位 BC1351~BC1334年)の王です。
内部で写真を撮ることは出来ないため
中の写真はありませんが、日常生活を
描いた壁画などが残っています。
ただ 壁画の保管状態はあまり良くない
ようでした。
アクエンアテン王は 古くからのアメン神を
中心とした多神教から 太陽神アテンを
唯一の神とする宗教改革を断行しました。
アメン神信仰の本拠地 テーベ(現在ルクソール)
では 神の行事を仕切る神官たちの勢力が非常に
大きくなりいっていました。
そこで 王の力が 弱まっていくのを防ぎ、王の力
を取り戻すため テーベから離れた場所に太陽神
アテンを唯一の神とする新都を建設したのです。
そして 王は 自らを アテンに有益な者
アクエンアテンと名乗りました。
この都市は、アクエンアテン王 1代限りの短い
期間 (約15年)の都で終わったそうです。