カイロからこんにちは!!!
タハリール広場からゲジーラ島に掛かるカスル・エル・ 二ール橋は今日も賑わっています。
橋の下、クラクションと雑踏の中をナイル川は黙々と流れていきます。
この橋は自体は18世紀(1869~1871) に建設されました。
建設直後は、当時のエジプト(スーダンを含む) 総督の名前から取り、ゲジーラ橋(アラビア語で島を意味する)と名づけられました。
その後、人口の増加、産業の発展により交通量が増加し、
1931年に改修工事が始まり、1933年に完成。
同年の6月にイスマイール・パシャ橋として、リニューアルオープンしました。
しかし、1952年の革命により名前が変わり、カスル・エル・ 二ール橋となりました。
これを直訳すると、ナイルの宮殿という意味になります。
ちなみに、このカスル・エル・ 二ールと言う名前ははその他にも病院や通りの名前にもなっています 。
この橋の両端には2体ずつ、計4体ライオンの石像があります。
この石像は18世紀のフランス人彫刻家のアルフレッド・ ジャックマートによって作られました。
元々、この4体のライオンは、同じくアルフレッド・ ジャックマートが手掛けたアレキサンドリアにあるムハンマド・ アリーの石像のガードとして作られましたが、 1931年の改修の際に橋に移されました。