宗教 遺跡 2017.01.30

カイロからこんにちは!!!

今回から、数回に分けて「イスラム美術」を紹介したいと思います。

今回は「イブン・トゥールーン・モスク」を紹介いたします。

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アラビア語名称は”مسجد أحمد بن طولون

名前の由来はトゥールーン朝の創始者であるアフマド・イブン・トゥールーンです。

カイロに現存する中では最古のモスクで、9世紀後半に建造されたと考えられています。

ミナレットが特徴的で渦を巻いた形をしているのが分かると思います。

これは、トゥールーンが青春時代を過ごしたイラクのサッマーラーの大モスクを真似たと考えられています。

最古のモスクだけあって、12世紀から現代にかけて、何度か修復が行われてきました。

モスク中央の沐浴施設は13世紀末に、増築されたと考えられています。

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増築以前は内壁と外壁の間に沐浴施設がありました。

その他の特徴として、アーチ型の回廊が上げられます。

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個人的に気に入ってるポイントは、アーチの曲折部分に施されている幾何学模様です。

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イスラム美術と幾何学模様は機っても切り離せないものです。

修復されたものがほとんどですが、緻密さには圧巻です。

私が行ったときには、この柱の模様をデッサンしている美大生らしきグループがいました。

イスラーム地区には他にもモスクがありますが、個人的には絶対に外せないモスクの一つだと思ってます。

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