カイロからこんにちは!!!
カイロにはムハンマド・アリー・モスクを始めとした様々なイスラム教のモスクがあるイスラミック・カイロと、
コプト教の寺院や教会、博物館などがある、オールドカイロ(コプティック・カイロ)地区が観光スポットになっています。
イスラム教やモスクに関しては今まで色々と紹介してきましたので、
今回はオールドカイロに焦点を当てたいと思います。
まず、コプト教とは?
コプト教とは、エジプトがイスラム化する前からエジプトにある原始キリスト教の一派の事です。
イスラム化とは6世紀初頭に預言者ムハンマドの出現により、アラビア半島から徐々に広がっていった、中東のイスラム教化のことを指します。
コプト教はもちろんその前の紀元前40年頃、アレキサンドリアから始まったと言われています。
その後、2世紀にはほぼ国内全土に広がり、当時エジプト人はほぼキリスト教徒だったと考えられています。
詳しい説明は省きますが、コプト教はイスラム教と同じ一神教ですが、宗教的な細かい部分には大きな違いがあります。
ミサや宗教行事の際にはコプト語を話しますが、日常ではもちろんアラビア語を使います。
コプト教徒の割合はエジプト人全体の約10%の900万人程度です。
そもそも、なぜオールドカイロと呼ぶのかと言うとカイロの発祥の地だからです。
その為、エジプトの歴史を肌で感じられるような雰囲気の街です。
教会や寺院、博物館がある観光地に隣接した「マル・キルギス駅」↑があり、地元民にとってもなじみの深い場所です。
主な観光場所は聖ジョージ教会、↓
聖セルジウス教会、↓
ムアッラカ教会、↓
コプト博物館です。↓
いずれも、コプトの魅力を存分に味わうことができます。
次回の更新はそれぞれの観光地の説明をしていきます。