カイロからこんにちは!!!
スークシラーハがマムルーク朝時代に栄えていた事は今まで紹介してきた歴史的建築が物語る事実です。
しかし、まだ紹介していない中に、そのマムルーク朝時代に栄えたことをより強く証明するモスクがあります。
それは、ウンモ・スルタン・シャアバーンのモスクです。シャアバーンとは人の名前で、ウンモはその母という意味です。つまり、これはシャアバーンというマムルーク朝のスルタンのお母さんのモスクです。
このモスクの前には、サビール・ウンモ・シャアバーンという建物があります。サビールとは古代ローマ時代から使われていた水貯めを指す言葉です。漆喰張りの地価貯水槽が家ごと建設された様式の建物を一般的にサビールと呼びます。サビールはムスリムのお祈りの方法(礼拝前のお清め)からモスクとセットで建てられることが多く、このサビールもその例に漏れません。