2008.03.22

ブライスキャニオン国立公園に突入しました。


このブライス国立公園は、

グランドサークルの中でもまさしくです。


あえて、華と書いたのは、ただ単に、色彩が美しい花ではなく

華麗さが最も際立っていることと、
グランドサークルの中でも、もっとも歴史が若い

(1億年前の地層帯)ピンククリフという層に属し、
他の国立公園と異なり、地層がこのピンククリフだけで、

単体で存在という特殊な背景と文化を持っているからです。


また、この地層帯が、ほとんど石灰岩質(太古の海洋生物の成分)によって

構成されているため雨や雪の水分に溶けやすく、

風や落雷などの外的要因にも浸食を激しく受けやすいために
激しく変化し、その姿を刻々と変えています。


グランドサークルの中から

まず一番に消滅する美しい国立公園であることは間違いありません。

もしも大地震が発生したら一夜にして

なくなるかもしれませんよ!

早く見に来てくださいね。

アメリカの国立公園を日本語に形容していくことは、難しい作業のひとつですが、
ブライスキャニオン国立公園の特徴を、あえて、形容詞を並べていくとすれば、

以下の言葉に思い当たります。

1.超現実的な 

  (現実にありえないシュールな世界)
2.超自然的な
3.幻想的な
4.女性的な
5.刹那的な
6.艶やかな
7.彩り鮮やかな
8.神秘的な
9.宇宙的な


おそらく、正確に形容していくことは不可能でしょう。
でもこの形容詞の先に、“美しさ”と締めくくることは、可能です。




ハイウェイ9号線を東進して、ザイオン国立公園の東口をでると
約20分で、89号線と交差する地点で、このサインが登場します。
北上すると2時間で、ブライスキャニオン、

南下して 2時間でグランドキャニオン。





この周辺では、まだ、ザイオン国立公園の景観が残っています。
ザイオンの景色を遠めに見ながら快適なドライブです。




インスピレーションポイント

ブライス国立公園の特徴をもっと的確に表現してるポイントです。
見る人のインスピレーション(霊感・感性)によって

何にでも見える不思議な空間です。       


 


ブライスキャニオンの特徴を現す、ブードゥーと呼ばれる尖塔群。





延々とこの景観が続きます。


このアメリカの大地、ブライスキャニオンにも、

ネイティブアメリカンが、定住しており
彼らの民話では、このブードゥーと呼ばれる尖塔群は、

コヨーテの魔法によって岩に変えられた、

この地に生息するリスや鹿、ウサギ、熊などの動物たちだという言い伝えがあります。


人間のインスピレーションによって

それらの動物たちにも見えるし、人間の顔にも見えます。

エリザベス女王の戴冠式のように見える岩の周辺は、

クイーンズガーデンとなずけられています。

また、沈没船の岩やプードルの岩など、

自然に力によってさまざまな造形が出現するのも
この公園でのハイキングの楽しみです。



時間によって太陽光線の角度が変わります。

また、雲の位置などでも太陽光線の量と角度が変わるので
同じ角度でもまったく違った風景に見えることがあります。

同じ景色なのですが、違った景観をご紹介します。


つづく・・・


BY:JIMMY


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